NPO ARTFULL ACTION

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共催、助成や他団体との連携

NPOはどのように運営されているのでしょうか?
個々のプロジェクトがどのように運営されているのか?
委託、助成、共催などの契約方法、ミッションは何なのか?
行政、NPO、共催先、各主体の役割と責任は何なのか?特に行政や共催先と、どのようなコミュニケーションが事業を創造的にするのか?この試行錯誤の総体が、NPOアートフル・アクションを形作っています。


スタッフ

  • 荒田 詩乃
  • MiyashitaMiho

2018-09-12

11:04

9月9日(日)に今年の春に開催された東村山市立南台小学校でのプロジェクトのふりかえりと、有薗真代さんのトークがシャトーで開催されました。
前半が有薗さんのトーク、後半は南台小学校のプロジェクトに参加した人たちの振り返りを中心に、みんなで話しました。
小学校連携事業、今回は、ハンセン病の全生園への見学の授業を通して、こどもたちとハンセン病について考えるという事をプログラムを通して行いました。
(私は、有薗さんの本は読んだのですが、南台小学校のプログラムには参加していません。)

子どもたちの感想や、そして作ったものの作品や写真から、ハンセン病のかわいそうな被害者というラベルをはがし、
生活を作り、創造する主体者としての彼らの実感に近づいてみようという息遣いが感じられました。
あと、考えかたを考えている感じがして面白いです。つくることによって、考えるみたいな、身体で考える感じがしました。

同時に思ったことは、ある意味においては、彼らと同じだけれど、本当の意味において、理解ができない、
とてつもない経験をした彼らに、そしてその事自体に、どう向き合うか、姿勢を問い返されているような気もしました。
同じなんだけれど、決して同じではないし、そんな簡単に理解できない。簡単に理解したような気にもならない。
だけど問い続ける、という事の大切さ、その誠実さをきちんと持ちたいと思いました。

あと、現場に入っていないので、やっぱり作品や関わった人たちの話だけだと、
その時のこどもたちが何を考えていたのか、何が起きていたのかはあんまり伝わってこないですね。
アウトプットももちろん大切ではあるけれど、むしろそういった、彼らの戸惑いや揺らぎにちゃんと向き合ってみたいなと、
私も一緒にグラグラ、ゆらゆら、じっくり考えてみたいなと、思います。
今年の小学校連携プログラムが楽しみになってきました。

  • 荒田 詩乃
  • つぶやき

2018-07-05

09:38

今回の東村山の南台小学校との連携授業のようす、東京都図工研究会の会報で取り上げられています。
記事を書いてくださっているのは別の学校の図工の先生。
初めて見た人は図工の先生でもびっくりしただろうな、この授業。
もちろん、取材に来て、そして授業を手伝ってもらったけれど。

ご一読を!

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-06-30

19:35

2018年度、改めて、東村山市の小学校と連携授業を行いました。
学校がミュージアムだったら学びはどう変わるか?という仮説に基づいて、多磨全生園の見学の機会を図工で膨らませて行きました。
経験や考えていることを、どうやって深めて行くことができるのか、そこにおける創作することの役割は大きいと思います。

子供達にとっても、授業に関わった大人にとっても、考えることの多い時間でした。
昨日は撤収。

全生園で暮らしていた方々がご自身の故郷を思う、望郷の丘と同じ高さにハシゴをかける作品も制作されました。
そのハシゴの撤収の一瞬、使っていたスズランテープが空に舞いました。
強い風に煽られて、大きく。

少し感傷的ですが、その様子を見て、このプロジェクト、なかなかの難易度ではありましたが、やってよかったな、と思った次第。

これからも内省の時間は続きます。
参加してくださった先生方、伴走してくださった大人の皆さん、どうもありがとうございました。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2017-09-01

07:45

他市の小学校の図工科の先生と武蔵美の杉浦幸子先生をお訪ねし、小学校と外部団体との連携について、お話を伺いました。

長い年月をかけて培われてきた学校組織のフレームと、人にとって表現するという事が大切といういう二つの事がどのように出会い、それぞれの課題を止揚してより創造的で良い環境を作っていく事ができるのか?

止揚と言ってしまうと、それぞれに否定されるべき課題があるようにも見えてしまうね、そう、一見すると否定されるべき課題の中にも、実は創造や新しい発見の種が潜んでいるはず、と言う仮説を持って、それぞれについてよく考えてみる事にする。

話しながら再確認した事。

NPOのように、組織としては緩く弱い、予算の保証もない、単年度で不安定と言うありようの強みとは?

その、一見すると弱みである特性を強みに変えていく他者との連携の仕方は?ヒエラルキーではなく、アメーバーのように、パッチワークのように。それが定式化されず不安定であればあるほど、今、本質的に問うべきは何か?という事も、その存続をかけて問われる。 longLife(牛乳みたい)が前提ではない緊張感は面白い。変わっていける伸びやかさも。

アーティストとの連携も、ゲストとホストのフレームに落ち込まず、一緒に動く関係の方が面白いよね。そのためには、こちらがコンクリートの磐石な硬直したthe組織ではなく、いろんなものを受け取って変わっていけるよ、っていう方が、ガチガチにならなくてすむよね。それを、今の東京でやり続ける事(笑)。ちょっと大げさか。について、密かに考えるミーティング中。

  • MiyashitaMiho
  • つぶやき

2017-07-31

21:42

小学校での活動について、10月に行われる教育系の学会で小学校でご担当くださった先生が発表をすることになりました。小学校の現場で、大学やNPOとの連携について。

今日はそのためのミーティング。

これまでの4年間の活動と、大学、小学校、NPO、それぞれの主体の位置付けや特徴、問題意識などを分類し、成果や課題について整理を試みました。短時間ではありますが、なかなか創造的な(?)ミーティングでした。

成果はいろいろあるけれど、課題のところ。

一般的に、NPOは持続的な活動をするために資金が不安定、みたいなことがあげられるけど、それはそれ、

活動を深めていくためにはどうすればいいか?継続はもちろん、資金ももちろん。

そして、そのためにはちゃんと認知されることが大事だね、

そのためにはちゃんと話せる、分かり合える場が必要だね、相互理解だ。

大学の状況、小学校の課題、相手を信頼して、丁寧に対話ができる場が大事だね、というところに行き着きました。

この、課題解決の方法は、theシステム=仕組み、に対して、なんとなく情緒に流れすぎているように見えるけれど、でも、ちゃんと対話ができる場所=信頼を作るこはとても大事だね。

つまり、仕組みやシステムだけ作ってもなかなかことは進まない。でも、信頼が形成されるまでのトライアンドエラーを保証することのできる枠組みや保証がシステムに内包されていれば、ただの感情論ではなく、ちゃんと機能することもできるかもしれないな、なんて思ったり。

こういう打ち合わせは楽しいな。

発表は10月。

 

 

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

2017-07-19

18:47

以前 みそ!の所で紹介しました。

学芸大学の農場で小屋を建てさせてもらったプロジェクト。ヤギがやってきて、地域の子供達ととても可愛らしい交流が生まれているようす。

 

  • MiyashitaMiho

2017-06-20

18:56

昨日19日、20日の締め切りの助成金の申請書を出しました。

締め切り前日に出せるなんてかつてないことですが、コンピュータの不具合を乗り越えて無事申請しました。

社会に対してこうなったらいいな、こういうことができたらいいな、という意図を誰かが評価し、その活動が実現できるように支援するというのが、助成、でしょうか。

丁寧に課題を共有して、支援者と事業実施者が、ともに学べる、何かできる仕組みがあるといいですけどね。

 

  • MiyashitaMiho
  • つぶやき

2017-06-14

22:16

小林真理(東京大学文化資源学)先生の学部学生30名ほどに、小金井での活動の考え方、進め方を説明してきました。

11名の学生さんが、小金井の活動を評価するためにこれからの活動に参加します。小金井のやり方は、言葉で聞いてもわかりにくいと思いますので、とにかくその場に立ち、実感し、体感し、理屈や先入観ではなく、心と体の蓋を開けて、本質を見つめてほしいと思います。

知恵を出し合って、お互いの成長に繋がっていけばいいな、と願います。

 

  • MiyashitaMiho