2019-09-04

東京デスロックのanti human e… | 2019-09-04 12:21:10

東京デスロックのanti human educationへ。横浜のstスポットです。

教室のようなセットで演者は教壇に立ち、私が受けてきた教育について話します。と、観客に語りかける。

子育て、教育、なんて言うけれど、不完全な存在であるひとがひとになにかを教えることなんて本当にできるのか。正しい教育も間違った教育もほんとうはよくわからない。2歳の人といるとですね、こちらが教わることのほうがはるかに多く、、。

どんなに相互的に場をつくっても、演劇も教育も、何かをなす人がいて、それを受け止める人がいる、という関係性からなかなか自由になるのは難しいのだなとも思ったりしました。そういう学びの関係を少しゆるがせる事ができたら面白いですよね。

知識を教える「銀行型」の学びではなく、ともに問題提起をして語り合う「問題提起型」の主体的な学びでしか社会構造に変革をもたらす人を教育することはできないといった「被抑圧者の教育学」を書いたパウロフレイレは、本当の主体的な学びは抑圧者ではなく被抑圧者の側からしかつくることはできないと言っていた。

出会うことのできない人がいる。いるのにいないことになっている人もたくさんいる。たぶん、なにより私自身のために、もっといろんな人にわたしは会わなければいけないのだと思う。