2018-10-06

小学校のプロジェクトが始まります。 今… | 2018-10-06 08:44:45

小学校のプロジェクトが始まります。
今年は4つの小学校と連携します。

今までになかった、詩や身体表現、映像、地域との関わりなどをマテリアル?技法?コンセプトに考えています。   

ティム・インゴルド『メイキング』のはじめのところ、
副題の4つのA すなわち、人類学、考古学、芸術、建築について、それは作ることを通じて思考する方法である。少なくともそうありうる。このことは思考を通して作ることとは全く異なる。

『他者の苦しみへの責任』の、V・ダス、「言語と身体ー痛みの表象におけるそれぞれの働き」には、
ある種の現実はフィクション化することによって初めて理解できる‥。

上記に引用される『哲学の<声>』スタンリー・カヴェルは、優れた音楽家であった母親について、
‥‥母が持つ読譜能力についての私の描像、つまり自分の前におかれたいかなる楽譜にも生の息吹を吹き込むことのできる母の能力のことである。私の考えでは、それは演奏上の特技というようなものとは違う何か別種のものである。それは、(彼女自身の意思をも含め)あらゆる干渉を寄せ付けることなく、楽譜に盛り込まれた精神によって身体を動かされるに任せる能力である。

つくる、ということ、人にとって作るとは何か?
節目節目に考える。そして、いろんなことをやってみる、いろんな人と出会う、また、考える。その結果、出てくる新しい働きかけは、プログラムやフレームワークは同じでも、自ずと違うものになる。

もう少ししたら、一つ一つのプログラムについて、詳述していけると思います。