「そのあと=或いは、または」
そのあと、にはなにがあり、どのようなことを喚起するのか。それは意識、無意識的な事なのか、経験則から起こるものか。
これらは、モノや状況がその形態を通して直感的に性質や機能を伝えるという、長年にわたり人がイメージの追求と創造の中で発展してきた認識の方法の一つだ。そこではモノと身体が密接に関わり、表面をなぞるようにして行為が象られていく。単なるイメージが、身体とモノのあいまでフィジカルに働きかけているのだ。
ではモノに触れること、またモノによって動かされること、制作から鑑賞行為までにいたる主体や客体の体験が、示す・受け取るものはどのようなものだろうか。それらを強引に、または遊びのように引き寄せてみるのはどうだろう。
本展示は、4名の作家が自己の制作や他者との関わりの中で、身体・モノ・イメージとの関係性に焦点を当て、探る試みである。
「そのあと」は、文字通り時間の経過を指す言葉だけでなく、その中にある原因と結果、刺激と反応、潜在的な可能性といった繋がりを含み、展示はさらに「そのあと」を想起させるものであることを期待する。
【参加作家】
【アーティストトーク】
ゲスト:南島興
日時:2025年7月6日(日)15:00から1時間程度
会場:上記展示会場内にて実施予定