NPO ARTFULL ACTION

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かがわ工房


スタッフ

  • ItoAsuka
  • MiyashitaMiho
  • きっちゃん

2020-10-13

17:11

本日のかがわ工房では、透明ビニールバッグに絵を描いたりシールを貼ったりしました。
透明なものに絵を描くって、それだけでワクワクします。皆さん、思い思いのペースで描いたり貼ったり制作されました。
今日は調子の良い方が多かったのか、皆さん満面の笑みで制作されていました。



  • ItoAsuka

2020-09-28

16:33

【かがわ工房のアートの時間が再開しました!】
新型コロナウイルス感染拡大を受け、3月からお休みをしていたアートの時間が、9月から再開となりました。
新年度の異動もあった中で、この半年間、利用者、そのご家族の皆さんの安心、安全を第一に、ご尽力されてきた職員の皆さん、本当に大変だったことと思います。
アート再開にあたっても、外部の人を受け入れるということで、感染対策を十分整えたうえで利用者の方とご家族にアンケートを取り、丁寧に不安な気持ちに寄り添いながら準備をすすめてくださいました。打ち合わせでは「この半年利用者の方とは感染予防の話ばかりにならざるを得なかったけれど、お一人お一人のことを、アートの作品を通じて話せるようになっていきたい」という施設長さんの利用者さんに寄り添う姿勢に感銘を受け、改めて、利用者の皆さん、ご家族、職員の皆さんとともに、表現活動を再開する意義と喜びを感じました。

そして再開初日。個別のテーブル、半分の人数で入れ替え制という新しいスタイルでのスタートには、野川で摘んだ秋の草花のスケッチをしました。楽しみに参加してくれる利用者の皆さんと、見守る職員の皆さんとの再会は本当にうれしかった。そして、個別の、短時間の活動になったおかげで、今まで参加できなかった利用者さんが、とっても素敵な絵を描いてくれた、という、思わぬ収穫もありました!

しばらくは、できる活動に限りもあるけれど、できることはたくさんあります!新しい、楽しいことにもチャレンジしていきたいし、みんなと楽しい時間を過ごしていきたいと思います!

  • ItoAsuka

2020-05-17

21:09

緊急事態宣言のもと、かがわ工房のアートの時間も、当面の間お休みです。
お休みしている間も、利用者の皆さん、職員の皆さんが、どのように過ごされているかな、と思っています。
かがわ工房の、アート担当の職員さんから今の様子について、お休みできる利用者さんはお休みを取ったり、職員数を減らしたり、換気を行ったり、対策をしながら活動されていると、メールをいただきました。そして、そのような中でも、アート教室を楽しみにしている利用者さんもいらっしゃるということも教えていただきました。
皆さんに気持ちを届けたいと思い、「ちょっとお手紙プロジェクト」に乗っかって、野菜ハンコで便箋を作って、お手紙をしたためました。

私も、早く皆さんと、楽しくアート活動をしたいよ。。。

  • ItoAsuka
  • つぶやき

2019-12-25

15:47

12/24は、今年最後のアートの時間でした。
工房の階段の踊り場には、職員の皆さんが、利用者さんの作品を素敵に飾ってくれてプチギャラリーとなっています。
今回伺うと、先週作ったクリスマスリースと、他の時間でみんなでコラージュして作ったクリスマスツリーが展示されていて、とても素敵なスペースでした!

  • ItoAsuka

2019-11-19

20:31

本日のかがわ工房の活動は「落ち葉のフロッタージュ」でした。毎年一回だけ、赤や黄色に染まったいろいろな形の落ち葉をたくさん集めて、紙の下に敷いて、好きな色の色鉛筆やクーピーでこすり出してカラフルな葉っぱを作ります。

こすり出した葉っぱは、切り抜いて台紙に貼って再構成することが多いのですが、今日は工房に向かう途中に閃いて、画用紙を丸めたり折ったりして立体にしたものに貼ってもらうことにしました。

メンバーの皆さん、もう何度かやったことのある人は、迷うことなく、カラフルな葉っぱをこすり出していきます。あまり慣れていない人も、スタッフさんのサポートで、カラフルな葉っぱをたくさん作れました。ある程度でき、メンバーさんも満足してきた頃に、円柱、三角柱、三角錐、変な形の台紙の中から好きなものを選んで貼ってもらいました。

素敵な作品ができました‼️

  • ItoAsuka

2019-09-03

14:37

今日は、大きな紙に一人ずつ自由な線を描き、そこから見えた形を絵にしたり、色を塗ったり、好きなものを描いたりしました。
一人一人線を描くのは何度かやっていまして、初めてやったときは、みんな固くて動きも少ない線でしたが、今日はそれぞれ誰かの線をなぞることもなく、紙の端から端まで伸びやかな線を描いてくれました。

そこからいろいろな絵を加えていくのですが、ただ色を塗ることを楽しむ人、空いたスペースに好きな絵を描くのを楽しむ人、気に入った色を塗ることに満足する人など、それぞれのスタンスで関わってくれました。気がつけば、賑やかで明るい絵が出来上がりました。

  • ItoAsuka

2019-08-15

13:01

毎日暑いですね。暑いときには涼しいテーマを選びます。
7月後半と、8月前半は、うちわにマーブリングをしました。
今回は、職員さんから、普段アートに参加しない人、なかなか落ち着かなくて参加が難しい人も含め、全員の利用者さんに楽しんでもらいたいというご要望をいただき、全参加が難しい人への配慮や、他の作業の合間に参加できるようになど、段取りもしていただきました。このような形でアートを利用していただけること、とてもうれしかったです!

マーブリングの魅力は、なんといっても、水と絵の具が作り出す、一期一会の模様ですね。意図して模様を作り出せるものではない=正解がない=絶対失敗しない!のです。
そして、マーブリング私を集団で行う際に、もう一つの大きな魅力があります。
それは、一人づつ、テーブルの前に出てきて、みんなに見守ってもらいながら、私と一緒に、絵の具を選び、水に垂らし、うちわを沈めて模様をつける、という、特別な時間を持てるということなのです。一人ずつしかできないと、待っている人が手持ち無沙汰で落ち着かなくなるのではないかと心配してしまいますが、案外飽きることなく他の人の工程を見ていたり、次は自分の順番かとワクワクしながら待っていたりするのが伝わってきます。もちろんいられない人は、その人のペースでよいのです。でも、案外多くの方が、自分の順番を心待ちにしながらじっと見守ってくれます。

一人1セット用意してやることもできますが、実際には水も使うし結構大変、その割にすぐ終わってしまうマーブリングですが、集団の力をもらうことで、ただマーブリングをやるよりも、もう一歩深い体験ができるのです。

  • ItoAsuka

2019-07-10

11:13

昨日のアートの時間は、「回し絵」をしました。
「回し絵」ですが、
まず、画用紙にクレヨンで絵を描きます。短時間で合図があったら、お隣の人に回します。
回ってきた、お隣の人が少し絵を描いた画用紙に、絵を描き加えます。
また合図があったらお隣の人に回し、回ってきた画用紙にまた絵を描き加えます。

昨日の参加者は10人だったので、最後には画用紙の上で10人分の絵が混ざり合ったものが自分に戻ってきます。

仕上げには、薄目に解いた絵の具で、できるだけ白いところがないように色を付けました。クレヨンで描いているので、上から塗ったらはじいて浮き出すのが素敵なのですが、人によっては、重ならないよう丁寧に塗っている方もいました。

回し絵は初めての試みでしたが、空いた空間に得意なモチーフの絵を描いたり、先に他のひとが描いた絵を模倣してみたり、他の人の描いた模様に色を塗ったり装飾をほどこしてみたり、いろいろな表現他の人の描いた絵を、壊すこともなくさけることもなく、お互いに尊重している様子も見られました。紙の上でいろいろなコミュニケーションが生まれていて、なかなか面白かったです。

  • ItoAsuka

2019-06-25

15:13

今日のかがわ工房は、野菜スタンプでした。職員の皆さんの協力のもと、キャベツの芯、小松菜のへた、青梗菜、トウモロコシ、ニンジン、ピーマンなどなど、たくさんの野菜の切れ端が集まりました。
絵具を吸わせたキッチンペーパーをスタンプ台に、各自思い思いに紙にスタンプしていきます。

色や配置を考えて丁寧にスタンプしていく人
一つのお気に入りのアイテムを、ひたすらランダムにスタンプしていく人
とにかくたくさんのアイテムを、カラフルに重ねていく人、
オクラのへたで、好きな車やマークを書くようにスタンプしていく人
目についたものをのんびりスタンプする人
よくわからないけど、とりあえずスタンプしてみる人
・・・・

自分で選び、自分で満足いく作品に仕上げます。それぞれ味わいのある、素敵な作品ができました。

  • ItoAsuka

2019-04-15

12:34

春ですね。今年は満開後の冷え込みで、桜もずいぶん長く楽しめました。
さて、4月9日、今年度初回のかがわ工房のアートの時間に、春を探してスケッチをしに学芸大学に行きました。ちょっと風が冷たかったですが、各自好きな場所を見つけて椅子に座り、ゆったりした時間を堪能しながら、目についた花や景色を思い思いに描きました。
大きなヤマザクラを描く人、地面に這うように生えている小さな花を見つけて描く人、場所の雰囲気を感じて色鉛筆をはしらせることを楽しむ人、自分の描きたいキャラクターと組み合わせた絵を描く人、同じ場所にいても、こんなにもたくさんの見方、見え方、とらえ方があるんですね。本当に、素敵です。
外って、いいですね。

ちなみに、かがわ工房のパン屋さん、から新店舗でオープンということで、帰りがけに思わずたくさん買ってしまいました(笑)

  • ItoAsuka

2018-11-22

12:05

芸術の秋です。。。と言っても、もう11月も後半。ここのところやっと、冬の気配も感じるようになってきました。
かがわ工房では、引き続き、月二回、メンバーのみなさんとアートの時間を楽しんでおります。

10月のある回のことですが、もともと何かの芯だった太い筒に布や折り紙を貼り付けるという制作をしました。具体的に何かを作るのではなく、色あいや、布を切って貼るという行為を楽しむような活動でしたが、みなさんそれぞれの個性がにじみ出た、ステキな作品ができました。手が止まった方には、職員さんが「こんなこともできるよ」など、いろいろな提案をしてくださり、そこからもう一歩おもしろい造形に発展することもありました。
完成したら一人づつ紹介していただくのですが、ある常連メンバーさんが、ご自身の作品を「芸術です!」と紹介してくれました。この方は、器用でセンスも抜群なのですが、手が早いうえににあまり凝ったことは好きではないので、特に造形のときはあっという間に完成し、作品への思いもわりと淡々としていることが多いのです。今回もシンプルな作品ではあるものの、ご本人の心に触れるような、満足な作品ができたのだな、というのが、伝わったような気がしました。

  • ItoAsuka
  • つぶやき

2018-07-07

11:52

今年度も、かがわ工房の皆さんと一緒にアートの時間を楽しんでおります。
ある時、玄関入ってすぐにある階段の踊り場に、作品をとっても素敵に飾ってくださっていました。主任の方から「ここに飾る何かを作ってもらえないか」というご相談から、メンバーの皆さんの作品を飾れるギャラリーにしてはどうかという話になりました。
早速、素敵な展示空間が生まれました‼️

額装されると、作品がますます映えますね。
実は、事業所内の限りあるスペースで、作品を乾かす場所も兼ねていて、一石二鳥(笑)

今年度は、障害者週間に作品を出そう!ということで、職員の皆さんが作品を集めてくださっています。
誰にとっても、どんなものでも、作品は、一人一人の個性のひとかけらだと思います。この展示スペースは、一人一人の個性を慈しむような、素敵なスペースです。

  • ItoAsuka
  • つぶやき

11:27

今日は、市内の小学6年生の3人組(去年まで3年間の市民プロジェクト「小金井と私」で大活躍だったななこちゃんとそのお友達)から取材を受けました。小金井市の歴史ある建物を調べるという学習の一環だそうです。

まず、シャトー2Fがどのように使われているかを説明したあと、アートフルの活動について説明しました。市民が芸術や文化を通して、みんなの生活がより豊かになることを目指して活動していること、小学校などでワークショップをやったり、ギャラリーでの展示や演劇、ライブ、その他いろいろなイベントを行っていることなどをお話ししました。
一人の子からは「アートのジャンルはいろいろなんですか?」という素敵な質問をいただいたので、誰もがしているいろんな表現全てが対象なんだよ、という話をしたけど、何か感じて<もらえたかな。 ななこちゃんにとっては、馴染みの場所だけど、今回はまた違う立場での来訪です。立場が違うときっと見えるもの、気づくことも違うんじゃないかな、と思います。 「ああ、想起の遠足、もう去年なんだ〜」としみじみするななこちゃんに、彼女の成長と、時の流れを感じました。

  • ItoAsuka

2018-01-19

23:34

展示も佳境です。

今日はNPO法人 クリエイティブサポート・レッツの理事長、障害福祉施設アルス・ノヴァ施設長の久保田翠さんと財)地域創造の戸舘正史さん、この企画を中心に進めて来たアートフルの伊藤さん、一緒に参加してくださった井上さんと菊地さんとで、スカイプでミーティングをしました。話の様子はこれから出るニューズレターの特別号に掲載されます。

「作品」を「展示する」ということに対する違和感、「作品」とはなにか?
ギャラリーの中に閉じ込めて「作品」として掲示することが、本当に彼らへの理解をうながすのか?
そもそも、彼らが「理解される」ことが目的なのか?私たちは彼らがどこの誰に「理解」してもらえばいいと思っているのだろうか?
なぜ理解して「もらわなければいけない」と思っているのか?
彼らが暮らす施設を開いて、そこをみてもらう中に描かれていたり、作られていたり、隣ではクッキーを焼いているというような状況がいいのか?
そもそも、人が人を理解するとはなにか?とか。

本質的な議論が気持ちよかった。

20日は、もっと現場をめぐるお話が続きます。
日時:1月20日(土) 14:00 ~ 16:00
ゲスト:渡邉 知樹(芸術家)
進行役:正木 賢一(東京学芸大学 准教授)

会場の写真を添えて、ページ物に仕立てたニューズレターとして成果をまとめる予定です。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-01-18

15:17

連日いろいろな方がいらしてくださっています。
今日はさくら工房のみなさん、近くの幼稚園帰りの子供達。
声が響き渡る。いいな。
飛行機作ったけれど、持って帰りたい‥。
それはそうだよね。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-01-12

20:20

16日からのかがわ工房展に向けて、設営を始めました。

宮下さんの「彼らの日常が伝わるような、揺蕩うような展示」を目指して、知恵を絞りながら、無難に収まらず、奇をてらうわけでもなく、作品とじっくり向き合い、自分たちの感性と対話しながら、展示の仕方を模索しています。

なんとか少し形が見えてきました。もう一息、頑張ります!

みなさん、ぜひご観覧にいらしてください‼️

  • ItoAsuka

2017-12-17

17:58

1/16-21に「まちはみんなのミュージアム かがわ工房編」を開催します。メンバーが、普段の活動の中で楽しく制作した作品たちを展示します。作品を通じて、彼らの喜びや楽しんでいる様子を感じにきていただけると嬉しいです。

かがわ工房での活動を通じて、表現することの楽しさや喜びはどんな人にとっても同じく大切なことを実感しています。彼らの豊かな表現は彼ら自身の喜びであるとともに、私にも、関わってくれている職員の皆さんにもいろいろな気づきや刺激を与えてくれています。

同じまちで暮らす人たちが、それまで交わる機会のなかった人たちも含めてお互いの表現を知り、大切に受け止めあえたら、きっともっともっと生活が豊かになっていくと思います。

期間中、スタッフ在廊時には、みんなでまちの絵をアップデートしていきます。

1/20(土)には、日々の暮らしの中でひとりひとりがより楽しく表 現することが、もっと当たり前になったら いいな!ということを、ざっくばらんにお話する座談会も開催します。(事前申し込み不要)

詳しくは、アートフル・アクションのホームページをご覧ください‼️

  • ItoAsuka

2017-10-24

16:01

やっとやっと爽やかな天気に恵まれました。

本日のテーマは「野菜ハンコ」。前回は大人気で大変盛り上がったテーマです。

野菜ハンコのキモは、いかに面白い切れ端を集められるか。前回に引き続き、今回もスタッフの皆さんや、工房の調理の方にもご協力をお願いして、沢山の種類のお野菜の切れ端が集まりました!

やることは単純なので、簡単に説明して、早速スタート。皆さん思い思いにスタンプしていきます。一つの野菜を規則正しく並べる人、目についたものをどんどんやって見る人、色を工夫する人、やり方は様々です。

スタンプ台はお化粧のパフに絵の具を染み込ませたものを使います。なかなかいい塩梅の濃さにならずはじめのうちは利用者さんを苦労させてしまいましたが、スタッフの皆さんにも柔軟に対応していただき、後半はスムーズに制作できました。

出来上がった作品は、どれも本当に綺麗で、個性にあふれたものになりました。

今回初めて参加された方がいたのですが、スタッフの方が「この活動ならできるんじゃないか」と検討して誘っていただいたそうです。途中までの参加でしたが、とっても優しい作品ができました。

自分のパターンをちょっとだけ超えたことを経験してみることって、実はとても大きな変化の種になりうるんじゃないかと思います。工房のアートの時間でも、小学校PJでも、その他市民の皆さんとの活動でも、「一人一人の日常をちょっと超えること」を大切に、丁寧にしていきたいという思いは同じです。これからも、「ちょっと超える」体験ができるために、最後の一滴まで(笑)知恵を絞って工夫していきたいと思うので、みなさん、ぜひぜひ絞れる知恵をお貸しくださいませ!

  • ItoAsuka

2017-09-19

16:47

今月は、先週、今週と2週連続の日程だったので、張り子のランプシェードを作りました。

1回目の先週は、風船に半紙を貼り付けました。まんべんなく貼り付けるというところが難しいかと、対策を考えていきましたが、お一人「風船が爆発するとこわい」と、早々に退室、意外なところに盲点がありました。

他の方は、スタッフのみなさんにサポートしてもらいつつですが、予想以上の集中力で半紙を貼り重ねることができました。

そして今週は模様付け。少し早めに行って、裏庭でこっそり風船を割ってから部屋にあがりました。

めいめいに折り紙を切ってもらい、先週作った張り子にボンドで貼り付け、模様をつけます。貼り方で立体的になったり、大きい模様と小さい模様を組み合わせたり、選んだ色がグラデーションになっていたり、それぞれに素敵な作品ができました。

しかし…灯りはLEDキャンドルなのですが、いかんせん光が弱く明るい部屋では全然わかりません…そこでスタッフの方が段ボールを持ってきてくれて、一人一人作品をおいて確認しました。一人ずつ見たのがとても良かったようで、満足そうな笑顔をたくさん見せてくれました。

決して誰かに見せるために制作しているわけではありませんが、でもやっぱり素敵にできると嬉しいし、嬉しい気持ちを誰かと共有するともっと嬉しい。目の前の作品を通じて、制作のプロセスや出来上がった喜びを他者と共有できるのは、絵画や造形の利点です。サポートする人たちにとっても、作品の出来ではなく、プロセスに寄り添うことで、より豊かな内面にふれる素晴らしい機会になると思います‼️

  • ItoAsuka

2017-08-29

15:54

今日のかがわ工房では、夏野菜の絵を描きました。

ピーマン、ナス、かぼちゃ、キュウリ、トマトの他に、「花オクラ」が入手できたので持って行きました。

一つの野菜を手に持って、じっくり観察してから、割り箸ペンでスケッチ。その後その野菜に隠れた2、3色の色を見つけて使ってみるようにしました。

ある人は、「いつも食べてるものを選んでみたの」と、ゴーヤを選択。上と下の尖った部分に興味を惹かれたようでした。そうだね、食べてしまうと、そういう細かいところを見る機会がないもんね。

またある人は、スケッチというより、絵の具を紙全体に塗りました。1枚目はキュウリ、2枚目はピーマンを見ながら塗ったのですが、1枚目はキュウリっぽく、2枚目はピーマンぽい雰囲気が出ていて、素敵でした。

スタッフの皆さんも、参加される方たちの個性に寄り添い、引き出してくれるようサポートしてくれています(^^)

もっと、参加する皆さんやスタッフの皆さんと、何かできそうな気がします。もっと、ぐっとつかんだアプローチできたらいいな、と、毎回のように思います。

人が自分らしく毎日を過ごすこととアートとの関係を、もっとたくさんの人と共有できたらいいな、と思います。

  • ItoAsuka

2017-08-09

11:54

昨日は台風一過の猛暑でした。

夏だし、水を使って涼しく楽しいテーマでやろうと思い、「墨流し」を行いました。

2度目の実施なのですが、1回目は大好評。今回は、半分以上の方が前回も参加されていて、工程も覚えている方が多かったこともあり、初めからノリノリのムードです。

まずデモンストレーションを見てもらってから、やりたい人から手を挙げて1人づつ出てきてもらいます。最初にやりたい人、ちょっと様子を見てからやりたい人、なかなか手が挙げられなくて目で訴える人、それとなくスタッフの方にアピールする人と、様々ですが、それがいいタイミングで、順番に進めることができました。前に出て来て制作する皆さんの、真剣で、楽しそうな表情!そしてやっていない参加メンバーも、退屈することなく一緒に見守ってくれました。

簡単な材料と工程なのにとてもパワフルな墨流し。ただ工程を踏んでやればいいというものでもなくて、一つのテーブルを囲んで、一人ひとりが注目されながら、丁寧に制作するところに醍醐味があるようです。

 

  • ItoAsuka

2017-08-03

15:02

7月前半は「石に絵を描こう!」というテーマで制作を行いました。

みなさん、本当にステキな作品ができました。スタッフの方が、階段踊り場の窓際にかわいくレイアウトしてくださり、素敵に写真を撮ってくださいました。まるで小さなギャラリーのようです。

 

  • ItoAsuka

2017-07-25

19:39

伊藤さんに付いて、かがわ工房に行ってきました。

今日のテーマはコラージュ。

雑誌やチラシを思い思いに切り出し、自分の台紙に好きなように貼っていきました。

それぞれのこだわりや関心が伺える作品がたくさん出来上がりました。

今回、参加させてもらって、作品を作って表現することと同じくらい、作品を読み解くことも大切なことだなと思いました。

 

 

 

  • きっちゃん
  • つぶやき

2017-07-11

16:45

今日のかがわ工房は、「石に絵を描いてみよう」というテーマでした。

まず、持って行った石の中から一つ選んでもらい、真っ白に塗ります。乾いてきたら、好きなように絵を描いたり色を塗ったりします。

石の風合いも捨てがたいのですが、白く塗らないと絵の具の色が暗くなってしまうのです。

得意な果物の絵を描く人、いつもとは違う作風の絵になる人、混色を楽しむ人、各色を順番に並べて塗る人…。見本もあったのに、誰も模倣せず、オリジナリティあふれるかわいい作品ができました

乾いた後にスタッフの方が窓際に並べてくれたそうです。いつもの窓際が、素敵なアート空間になりました!

  • ItoAsuka

2017-06-13

15:35

本日のかがわ工房は、「丸の中に、思いつくものを描く」というテーマで行いました。ちょっと難しいテーマかな、と思ったのですが、個性あふれる素敵な作品ができました。

その中で本日いちばんのエピソード。ある人が「マック」の絵を描いていました。それに触発されたもうひと方が、その絵を覗き込んで模倣したのですが、色だけは緑色にしました。スタッフがなぜ緑かと聞いたところ、「モス」を描いたというのです!

きっと、モスの彼にとって、マックの彼はライバルなんでしょう。彼はただ真似をしたのではなく、ライバルを意識して、刺激を受けて、触発されて、そこから自分らしさを追求していたんですね。なんてエキサイティングなんでしょう‼️

 

  • ItoAsuka

2017-05-16

14:45

4月はお休みさせていただき、今年度最初のアートでした。

テーマは「フロッタージュ」。まずは黒の画用紙を台紙に、白の画用紙で好きな形を切り抜いて貼ります。その上にコピー用紙を置いて、固めのクレヨンでこすって色を浮き立たせます。

この固めのクレヨン、昔ぺんてるで製造していた「ブロッククレヨン」というのですが、シュタイナーのミツロウクレヨンのような形状だけど、ずっと安くて色がはっきりしている優れものです。10年以上前に廃番になったのですが、絶対いい素材。

台紙を黒にしたのは、モノクロで作った版がカラーになると面白いかな、と思ったのですが、参加者のみなさんは、どのくらい感じてくれたかな?何人かは工程の理解が難しく、最後まで「難しい」と言っていました。

工作が得意な人たちは、私がデモで切った魚の形にずいぶん引っ張られましたが、それでも個性あふれる魚がたくさんできました。具体的な形が難しい人たちとは、ただジョキジョキ切ったかけらを貼り付けて、その上から色をつけました。それぞれなかなかカラフルで素敵になりました。完成してすごく嬉しそうな笑顔になっている方を見ると、嬉しいです( ^∀^)

スタッフのみなさん「始めはどうなってしまうのかとドキドキしたけど、最後は素敵になってびっくりしました」と感想を言ってくれました。

さて、次は何をしようかな。

  • ItoAsuka
  • プロジェクト本番

2017-02-14

17:00

今日のテーマは「紙皿と毛糸で壁飾り」

紙皿にいくつか切り込みを入れて、そこに毛糸を挟んで巻いていくというものです。

幼稚園や老人施設でもやられているアクティビティ。機能的に高い人も低い人も楽しめて、見栄えもします。

デモンストレーションで、ほとんどの人が工程を理解できたようでした。作るのが得意な人は3、4枚作っていて、少し物足りない人もいたかも。

ただ紙皿に毛糸を巻くだけですが、個性がよく出ていてステキでした。携帯を忘れ、写真が撮れず、残念。

  • ItoAsuka

2017-01-10

22:34

今日は今年初のかがわ工房でした。

本日は「書き初め」。工房の筆に加えて、友人からかき集めた古い筆と、拡大コピーしたお手本を持参しました。

参加人数は7人と少なめだったのですが、皆さん個性的な書を、7人合わせて100枚以上書きました。最後は一人一人お気に入りの一枚を選んで、台紙に貼って完成。自慢気にスタッフさんに見せに行く人もいて、参加者にとって良い時間となったようでした。

 

  • ItoAsuka

2016-12-27

23:29

今日は今年最後のかがわ工房でした。

今日は10人の参加です。今日のテーマは「にじみ絵でポストカード作り」。水をつけたはけで紙を濡らして、そこに赤、黄、青(在庫がなかったので藍色)の3色の絵の具で描いていきます。デモンストレーションでは、点々と、シュッとした線と、リンゴを描いてみました。その後、まず4つに切った画用紙で練習。紙が小さいのであっという間にできます。そこで、2枚目の練習では、フーッと吹いたり紙を立てて流したりもしてみました。

そして本番。3種類のポストカードを用意しました。一番人気は表面にシワのある紙。2番目はただの白い紙。クリーム色はみなさんセカンドチョイスでした。

水を塗って絵の具を順番に塗る、という行為の繰り返しを楽しむTさん。覚醒レベルが下がりやすい人ですが、最後まで楽しそうに参加していて、職員さんも普段見られない生き生きした顔だと言っていました。

絵を描くのが大好きなNさんは、思い通りに書けないのでどうかなと思っていたんですが、色を混ぜ、点を描き、いつものくっきりした線画と違って渋い作品が出来上がりました。

いつもおきまりのキャラクターを描くIさんは、キャラクターのところだけ水で濡らさないという技を編み出し、とても可愛い作品ができました。

Aちゃんは、出入りが多く、耳をふさぐことも多く、ここのところ少し調子が悪そう。でも、りんごとぶどうをかきました。

Mさんは1〜2色を重ね塗りしていて、国旗のようになりました。いつも空白が目立つので、全体をくっきり塗るのは新鮮。

Kさんは、最近制作中とてもいい顔を見せてくれます。少し疎通も取れるようになり、作品もしっかりしてきました。フーッと吹くのが難しかったのですが、それでも一生懸命吹く様子がかわいいと職員さん。

FTさんは、筆も色もごちゃ混ぜになっていましたが、紙全体を塗ることができるくらい、いつもより集中力が続いていました。

FIさんは、大好きな車とキャラクターを描きました。いつもと同じ車でも、少し滲んだり、線や色が入ることでまた違った味が出ていました。でも、描くものちょっと困ったかな。

SEさんは今日はやる気満々。滞ることなく、3枚制作しました。うまく滲んで、お正月っぽいデザインになりました。

SUさんは、色使いがシンプルで、それを吹くことで、独特の形ができたいました。一度も青を使わず、赤と黄色の印象的な作品になりました。

全員早めに終わり、各自年末のご挨拶をしました。紙が小さかったので、枚数多く描いたのと、水で塗ってから描くという2段階の行程にエネルギーを使ったかもしれません。

終了後、職員の皆さんが、「アートの時間では普段見られない顔が見られる。意外な一面を発見出来たりして嬉しい。みんなが楽しんでいるのがよくわかる」と言っていただきました。

かがわ工房、本当に楽しいです。

次回は書き初めをします。おうちに眠っている筆があればください‼️

  • ItoAsuka