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街はみんなのミュージアム 展示キット

 

描くことや作ることは、特別な人の特権ではありません。誰でもが、表現することができ、皆と語り合うことができます。展示キットのはら1号は、原っぱで森の美術館の手伝い、小さな子供のいるお宅、ご高齢の方のお宅の軒先で、人と人を、人と表現をつなぐもの、こと、として活躍します。


スタッフ

  • MiyashitaMiho

主催:東京都/小金井市/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)/NPO法人アートフル・アクション 助成:一般財団法人地域創造/平成29年度 文化庁 文化芸術創造活用プラットフォーム形成事業 
2016年度は、第四小学校、前原小学校に出かけて行き、授業の成果を展示したり関連する資料やアイデアを、手にとって見ることのできる展示の核として活躍しました。第四小学校は、最後の発表の時には子供達に引かれて、一緒に公園に出かけました。

2017年度の初め、学芸大学での小屋作りは、土壁の小屋の仕組みがわかるような窓、藁で作られた様々なもの、参考となる資料、伊勢原で農家を営んでいた橘川さんのカゴやカゴ作り、農家の仕事をインタビューした映像を流しました。


2018-01-09

01:26

写し絵のワークショップの3日間、そっと寄り添うのはらくんでした。
今回は写し絵の道具である「風呂」、風呂がどんなふうにできているかを主に紹介。
それから、昔書かれた写し絵に関する資料も展示しました。

膠(にかわ)? 漆(うるし)? いろんな刃物があるんだな。

釘やホットボンドが当たり前の昨今、風呂は釘も木工用ボンドも使わずにできています。
蝶番も、ネジが使ってあるわけではなく、和紙を膠で止めて開閉できるようにしています。
光をレンズに届けるための筒は漆を塗って強く美しくなっています。

丁寧に優しく作られているものは、工業製品とはまったく違う佇まいがあります。
私の勝手な思い込み、ではあるのですが、そのものがどんなふうに作られたかによって、それに触れた人は優しくなったり刺々しくなったりするのだろうと思います。
人はそんなことを感知する力を本当は持っているはず、と思います。

もちろん、百均が悪いと、一方的にいうわけではありません。百均で買ったものだって、丁寧に愛情を注いでつかったら、そういう顔になってくるだろうと思います。

のはらくんは、主役、ではないけれど、いろいろなモノ、ものにまつわるコト、を優しく下支えしてくれます。ホワイトキューブの匿名性ではなくて、でも、誰にも優しい。

そうそう、想起の遠足の時も出張したんだった。それも探して紹介しよう。この日は寒かったな。
色々な人が近寄って来たな、この時は。遠足のことではなくて、「これ、何ですか?」って言った人もいたな。面白いな。

次はどこかな?

写真撮影;松田洋一

  • MiyashitaMiho

2017-10-13

23:24

 

はしご。

移動ミュージアム のはら1号と共に、フィールドに出かけていきます。

重陽の節句に高いところに上るとこれから来る厄を払うことができるとか。

これからのはらくんと一緒に出かけます。イーゼルにしたり、高いところに旗をつけて、場所を知らせたりしてもいいかもしれない。木の枝を相方に棒を渡せば大きな紙や布地をかけることもできる。

今年度はできれば子供たちと一緒にのはら2号を作りたい。

竹を切ったり縛ったり、少し火で炙って曲げたり、みんな人の手で、人の力でできること。スチールの脚立には絶対に出せない優しさと美しさがあります。

のはらでの出会いを楽しみに!

あ、これは私が作ったのではありません。作ってもらいましたー。

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

2017-09-12

08:10

のはらくん、7月の世田谷出張に続き、宮地楽器ホールの『想起の遠足』の説明会に行きました。

扉や引き出しを展示台にしてみました。宮地楽器での説明会は、その後、街に繰り出していき、のはらくんも、一緒に歩きました。不思議な風情だったと思います。

こうやって、いろいろな人たち、出来事と出会っていくこと、すれ違った人たちはいろいろなことを感じでしょうね。

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2017-07-16

05:58

のはらくんの出張風景。

世田谷区の生活工房で行われた「ひもをうむ」に行ってきました。

参加者の作品の隣に、一人で立っていました(笑)。一つの作業が終わると、何気なく、新しいひもがそっと置かれたり、遠く、近く、にそっと佇んでいて、魅力的でした。夜、小金井に戻りました。車で。ワークショップもとても活況で、楽しいものでしたよ。また、外に行きたいな。

 

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2017-06-30

10:08

のはら一号と名付けられた展示キット、世田谷区の生活工房でのワークショップに出張しています。

http://www.setagaya-ldc.net/program/374/

ワークショップっていうのが、「体験」みたいに思われることが多いのかなあ。

体験はもちろん大事だけど、何か作ってみておしまい、じゃなくて、一緒に考えること、手を動かすこと、いろんな人、事、を知る事、新しい価値を見出す事、でもいいかもしれない。そんな活動のお手伝い。小さな車に乗って、ごとごとと出かけました。車から降ろす時には大騒ぎ(笑)。でも、無事到着。新しい顔を見せてくれる事、新しい人と出会う事を楽しみに。

 

設営中の下中菜穂さん

  • MiyashitaMiho
  • つぶやき

2017-06-11

11:03

のはら1号、7月1日から15日の間、世田谷区のワークショップ、

<映像のフィールドワーク・ラボ vol.1 「ひもをうむ」>

http://www.setagaya-ldc.net/program/374/

の、展示のお手伝いとして、お出かけすることになりました。

自分でもできるんだよ、

作ることは楽しいこと、特別の人の特権じゃないんだね、

ねえ、できたんだよ、見てね、

と言った様々な発見、出会いや新しい試みに伴走することができたら、とても幸せだな、と思います。

この生活工房のワークショップは、昨年度第四小学校で行ったワークショップの変化形です。こうやって、プロジェクトが変化し、形を変えて広がっていくことも、とても面白いことだと思います。

 

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

2017-05-22

23:02

子供が描いた等身大の自分、おじいさんやおばあさんから贈られた大切な何か、野の花、見つけたよ、作ってみたよ、奏でてみるよ、と言う何か、何事か、を壁に貼ってみる、台の上に乗せてみる、小さな舞台に見立ててみる、と言うだけで、他の人との対話のきっかけになったり、作ったもの、ことと、自分が向き合うきっかけになったりすることってありますね。

それだけでなく、自分は描くことなんてできない、作ることなんて苦手、と言う話はよく聞きます。でも、こっそり、自分の描いたものを台の上に置いて、少し離れて見てみたら、なんだか違って見えることがあるかもしれません。作ることや描くことが楽しくなるかもしれないですし、何よりも、自分でもできる!と言う感覚を会得することができるでしょう。

のはら1号は、みなさんの、ああ、できるんだ!ということのお手伝いをする小さな仕組み、乗り物?引いて歩く車です。

2017年の4月は、学芸大での小屋作りに、土壁のこと、藁のこと、竹小舞を、のはらに展示しました。今年はもっとたくさんのところに出かけて行きます。

 

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番