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Hi-Blood Pressure展

−人が何かに熱中するとき、血圧は上がる−
2017年度は、市民と連携したラボとして、Hi-Blood Pressure展を行います。同展には、ポーランドから6人のアーティストが参加します。展示するのは、彼・彼女たちが事前のワークショップで市民の参加者と共に作り上げた作品。これらは展示会期中に、ワークショップの最終形の「作品」として置かれるのではなく、観衆と制作者との間のコラボレーションが生まれることを目指します。
このような形の展示は、コンセプチュアル(概念的)な芸術作品の重要性に目を向けています。作品は、「モノ」というだけでなく、人間の間に起こる「コト」でもあるのです。
アーティストたちは様々な材料、素材を使っているように見えますが、芸術に対して一貫したアプローチをとっています。そこでは伝統的な芸術の作法に疑問が呈され、作者が曖昧になっていく…。

子どもからお年寄りまで、ワークショップへの参加と展示の経験によって、暮らし・日常への新しい眼差しが生み出されることを目指しています。
そして、このワークショップの過程と成果は、それを見る者にとっても新鮮な視点から世界を見るきっかけとなることでしょう。

会期:平成29(2017)年7月1日(土)〜7月17日(月・祝)
時間:土日祝 12:00〜20:00、平日12:00〜18:00
場所:小金井アートスポットシャトー2F、地下1F
入場料:無料

関連イベント
7月1日(土)18:00〜
パフォーマンス:アーティストAnna Jochymekとワークショップ参加者によるパフォーマンスを披露します。
オープニングレセプション:来場者、アーティスト、企画者が自由に話し合える場を設けます

7月9日(土)
公開ミーティング:ワークショップ参加者、アーティスト、さらにゲストを招き公開ミーティングを行います。

https://www.facebook.com/hibloodpressure.koganei/?fref=ts

 


お知らせ・関連資料


スタッフ

  • MiyashitaMiho
  • 荒田 詩乃
  • ItoAsuka

主催:東京都/小金井市/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)/NPO法人アートフル・アクション 助成:一般財団法人地域創造/平成29年度 文化庁文化芸術創造活用プラットフォーム形成事業 協賛:ポーランド広報文化センター 企画制作:NPO法人アートフル・アクション

※本事業は「東京アートポイント計画」として実施しています。


2017-07-19

19:01

一番最初のマニュキュアのワークショプから2ヶ月、Hi-Blood pressure展終了しました。

参加してくださった市民の皆さん、本町小学校の子供達、多摩美術大学の学生さん、そして、遠路ポーランドから参加してくれたアーティストのみなさん、地域で支えてくれた逗留先の方々、カロルさん、のりよさん、どうもありがとうございました。

ワークショップの成果で展示を作ること、海外の作家の方々といろんなことを試行してみること、それぞれが新しい体験でした。契約書の作り方から海外からの作家の謝礼にかかる税金の対応!などなど、手続き的なことでも学ぶことがとてもたくさんありました。そして、もっとアグレッシブな?、多様で力強いことがもっと出来そうな予感もありました。

乞うご期待(って?)。

下半期は、振り返りとともに成果の取りまとめを進めます。

 

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2017-07-10

11:07

今日は公開ミーティングでした。
アーティストトーク、ではなく、みんなで一緒になって車座になって話す公開ミーティング。
興味深い話がたくさんでてきました。

私のなかで一番印象に残っているのは、ドミニカさんの大きな像を男性4人でつくるwsに参加した方がおっしゃっていた言葉です。
彼にとってはこのwsを通して関係性を感じなかったけれど、それによって出来上がった作品を他のひとがどう見るのか知りたい、ということをおっしゃっていました。

その言葉で思ったことがふたつ。
関係性は言葉だけじゃないし、無意識下に行われているコミュニケーションもあったのかもしれないな、ということ。それから、そういう様々な戸惑いや色んなこともユートピア的にキレイに回収されてしまうことも悲しいけれど起こってしまうこともあるのかもしれないな、ということ。とても難しいことだと思うのですが。

触れたり、作ったり、伝わったり、伝わらなかったり、広がったりすることに向き合う場ができることはとても素敵なことだと思います。
語ることは言葉だけじゃないこと、言葉があまり伝わらないからこそ、見えたこともあるのかな。

アーティスト、制作に関わってくださったひと、見に来てくださったひと、それぞれにとってどんな体験だったのか、改めてとても気になっています。

  • 荒田 詩乃
  • つぶやき
  • プロジェクト本番

2017-07-08

12:56

7月7日、6月28日にアンナさんと一緒にワックスを使った制作をした本町小学校の子供達が、ギャラリーにやってきて、鑑賞教室。

(「教室」って変かな?)

この日はマテウシュさんのモザイクの作品を時間をかけて眺め、語ってみました。

答えのない行為、成果、をきちんと受け止めて、考えることができると楽しいな、とこれまた大人の価値の押し付けかな。答えのない営みを持ちこたえることができるといいなあ。

授業終了後の振り返りの会も、手伝いに来てくれた学生さんとアーティスト、市民のスタッフで、気づきや反省、などなどを話せたことはとても良かったかな。またやってみたい。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2017-07-03

23:40

7月1日、オープニングレセプションと一回だけの作品の上映。来日しなかった作家の作品にも出会うことができました。なぜポーランドのアーティストなのか?異なる歴史や価値観と、どんな風に出会っていくのか?こんな時代だから、いろんなことを複合的に考えることは大切なこと

 

[日時]:7月1日(土)18:00-

[場所]:小金井市本町6-5-3シャトー小金井2F、地下1F

50人を超える方がいらしてくださいました。

もっとたくさんのことを、小さなコミュニティを超えて語ることができ機会を、もっと作りたいものと思います。

 

地下での上映風景

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2017-06-30

19:32

オープニング前日、明日1日だけの、来日作家の設営が始まっています。

とても、かっこいい。

明日が楽しみです。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

2017-06-29

08:53

6月28日、本町小学校でのワークショップが終了しました。

5年生2クラス、80名弱で、Anna Orlowska さんの写真を元に、子供たちが制作をしました。

ポーランドの伝統的な遊びである、ワックスを使った活動も。

アーティストの3人と、キュレータのカロルさん、通訳をしてくれたnさんと、市民のスタッフ、学生さんで、総勢15名近くで参加しました。

子供達は、体験、と言う感じで、元気にチャレンジしていました。終了後のちょっとした対話の時間も、何人かが元気に手を挙げていました。詳細は別途。

この写真は、前日の設営準備に出発する車の後ろ姿。

当日、初めて学校のPJに参加したスタッフからは、子供達もさることながら、参加したスタッフが、ものすごく少ないインフォメーションから、成り行きを想定し、指示やお願いがなくても、どんどん体が動いていたことを感嘆する声。主催者は弱い方がいいんだよね。強いリーダーシップは、自在性を阻害する。また、実感(笑)。って、調子に乗ってちゃいけないね、みなさんに感謝!

 

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

2017-06-26

23:22

マテウシュさんのワークショップ、

I Wanna Be Your Beggar 私はあなたの乞食になりたい

http://www.hibeggar.com/

6月25日、終了しました。

15名ほどの方が、集められた様々な「もの」を床の上で構成し、次の段階で壁全体を使って全員のモザイクとして展開しました。

参加した市民の方は、「宿題」としてお子さんとタスクを実施したり、スタッフは、ネットにアクセスしにくい人に向けて、と、タスクをわかりやすくプリントできるようにしてくれた人もいます。

おかげさまで、当日は、とても自然に、ゴミ的なるもの、が作品になる瞬間を実感しました。

ご参加の皆さん、ありがとうございました。とてもチャーミングな作品です。展示をお楽しみに!

 

 

  

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2017-06-25

07:02

6月24日、制作が始まりました。

時差ぼけと長旅で厳しそうな作家たちでしたが、途中でエナジードリンク?みたいなものを買ったり、コーヒーを飲んだりしながら。

25日のワークショップ当日にはどんな展開になるのか、楽しみです。

材料は、市民の方々からの投稿やら持ってきてもらったものやら、キュレーションをしているカロルの研究室から出てきたものやら。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

2017-06-19

13:20

18日はドミニカさんのワークショップでした。

ドミニカさんの頭部の彫刻を男性4名(途中から5名)が粘土で共同で制作していきます。
男性4名が大きな彼女の頭部をひざまずいで制作している様は、なかなか面白い光景でした。

みていて気付いたことメモ。

・テーブルが正方形のため、4人だと一人1面で、それぞれのテリトリーが確定されていてほぼ動かず。途中から一人入り、5名になったら流動的に。

・作らず離れてみている人(それはオット)何を考えてみているんだろう。

・「粘土ってやわらかいんだな」

・たしかめるように触る

・彼女の像⇒男性がひざまずいて作る⇒それを遠巻きに見ている女たち

・手もち無沙汰

・指でやさしくなぞる

・一人ひとり作り方が違う

・「場所を動いてミックスされていった感じです」

・ドミニカさん(像)少し照れた感じ

・首をかしげる

・5人目の方、明るい。一人入ると雰囲気ががらっと変わる

・それぞれのこだわりの箇所

・休み時間の間も粘土をのばしていたひと

  • 荒田 詩乃
  • プロジェクト本番

2017-06-17

16:55

木曜日に大型のポスターを貼りました。

このプロジェクトは、成果もさることながら、どんな風に作っていったかが大切。

小さな気づきやいろんな方法の参加の形が生まれるといいなあ。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

2017-06-12

13:44

マテウシュの作品を集める箱を作りました。beggarっぽい雰囲気で作ったつもり。たくさん集まるといいのですが…。タスク、読んでると面白いのですが、いざやろうとすると難しいですね〜。

階段の昇り口にある水色の額がちょうどいいサイズだったので、箱を収めて飾ってみました。

  • ItoAsuka
  • つぶやき

2017-06-08

00:44

先日のシンポジウムで、京都芸大の加須屋先生にご紹介いただいた、最近のポーランドのアートシーンを紹介する本。ちょっと分析的なので、単なるカタログと違うよう。出来る限り読んでみよう。努力‥。

http://www.hatjecantz.de/common-affairs–6766-1.html

  • MiyashitaMiho
  • つぶやき

2017-06-06

21:12

やっと、ワークショップの広報ページをアップすることができました。

https://www.facebook.com/events/232130237287512/?acontext=%7B%22ref%22%3A%2229%22%2C%22ref_notif_type%22%3A%22plan_user_associated%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D&notif_t=plan_user_associated&notif_id=1496741006810005

マテウシュさんの指示を読む。

例えば、

垂直のものを水平にしてください、

見た映画を記録しておいて、僕に教えてください、

子供の頃に描いた絵を思い出してみて下さい。
それをもう一度描いてみて下さい。
そして、僕に持ってきて下さい。

といった「指示」は、何気なく読むだけで、日常が違って見える。

垂直のものってなんだろう?と思って周りを見回すと、普段と違っていろんなこと、ものが見えてくる。

言葉はすごいな。

能動性ってなんだろう?

水たまりに投げられた小さな石のような言葉が、いろんな波紋を作り出す。

投げられた石によって気づきが生まれるけれど、必ずしも、受け身ってわけではない。

日常を違う目で見始めるのは、間違いなく自分。能動的に見ることを喚起させられるのかな。

面白い。ワークショップが楽しみです。

 

 

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

2017-06-04

21:09

今日、東京大学で行われた「中欧の現代美術」。

http://www.l.u-tokyo.ac.jp/genbun/170604cema_sympo.html

本展キュレータのカロルさんが、展示の紹介を通じて、ポーランドのアートについてお話しました。共産主義が終わった時のポーランド社会と日本の60年代の類似性を指摘する点は、もっと広い目で見たときにも大きな論点になるように思いました。

他者との対話、自分との対話は、とても大切な行為、出来事だと思います。

今回のWSでは、人のアイデアをなぞることで、「その人ならでは」の時を得ること、人の作品の上に新しい作品を重ねていくことで、作品の作者にも、参加者にも新しい世界が開けるのではないかということ、一つの言葉が投げかけられるだけで、日常生活の見え方が変わるかもしれないこと、などなど、一般的な一人でキャンパスに向かうことと違う制作の機会が用意されています。この辺りは、安易なオリジナリティ信仰や創造性信仰を超えて、新しい可能性を示すのではないかと期待されます。

この議論を、制作を間に挟みながら、オープニングやワークショップの現場で、展示会場で深めていきたいと思います。

 

  • MiyashitaMiho
  • つぶやき

2017-06-02

18:44

今日は市内の小学校の図工の時間にポーランドから来日するアーティストと一緒に制作できないか調整に伺いました。

扱ったことのない素材、方法で、工夫しながら、新しい経験を受け止めていってもらえたらいいな、と思います。

学校での制作、鑑賞教室が実現できたらいいなと思います。調整中。

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

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2017-06-01

10:46

展示チラシができました。

たくさんの方に関心を持ってもらえるといいなと思います。

チラシでは伝えきれなかった、なぜ、今この展示をやってみるのか、このチラシのアイデアを少しずつバージョンアップしていきます。

 

  • MiyashitaMiho

2017-05-27

17:37

マニキュアのワークショップ、終わりました。

線と点で話す
混ざったり、重ねたり、広げたり、助けたり
少し遠慮してみたり
同じモチーフを貰ったり
誰かの色に影響されたり

ひとりで描きはじめた点が、誰かと出会うこと

男の子が一生懸命紙に向き合っていて、
描く姿勢は、そういえばどこか祈る姿に似ているなと思ったりしました

  • 荒田 詩乃

09:38

30人近い方々が来てくれるそうです。子供も大人も。

カフェではカレーパーティーの予定。

借りた机を汚さないように、どこだったらお茶の時間が快適か、机と椅子の間隔は?後ろの人とぶつからない?光は満遍なく当たるかな?紙はどんな風に置いたらいい?

そして、参加した人が一人で考えることができること、初めて会った人と対話ができること、そんな場所を作ることを考えながら、小さなセッティング。

テーブルにシートを貼りながら、しのさんは、きっちゃんはとても丁寧だから、こういうことも上手だろうなって。しのさんだって丁寧だよ。私のぐるぐるビニール戦法に比べたら、ずっと。使う人のこと、一緒に働く人のことをいろいろ思いやることができることは、とても大切。

新奇性とか奇抜であることは一発勝負でもできるけど、丁寧に作っていく、その気持ちが醸成されるのは時間がかかる。でも、それが仕事の性格を決めるような気がする。そういうことは大抵、他者から学ぶ。私はビニールシートを貼るの、丁寧じゃないけどね(笑)。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

01:12

うーん、難しい。明日のワークショップで使うアンケートの内容を迷っています。 

どんなことを聞きたいかということは、どんなことを問いかけるのか、ということ。アンケートを作るということは、すごく難しいことなんだなと改めて思います。

ひとつひとつのことが、日々がポリシーなんだなと。私はどう思うのか、どう生きてゆきたいのか。そんなことも考えながら、やはり悶々としています。難しいなあ。

  • 荒田 詩乃
  • つぶやき

2017-05-26

13:16

5.27進行

明日のワークショップの進行予定です。

スタッフの面々は、いろいろな不確定な出来事を想定し、それに対応するチカラがとても向上している様に思えます。当日も、いろんな人から発見があるといいですね。

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

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2017-05-25

23:20

Hi-Blood Pressure展の第一回のワークショップの準備です。

第一回目は、Martyna Ścibior(マルティナ・シチビョル)さんによるポーランドと日本で集められたマニキュアを使ったペインティングのワークショップです。

机は学芸大学のこども未来研究所から借ります。ブルーシートは倉庫から。テーブルはランダムに置いて堅苦しくならないように、ポーランドのおやつやお茶も。

描くという行為にある内省的な側面と、隣り合う人との対話から生まれる新しい出会い、発見の両方について、とても興味深いワークショップになりそうです。

いろいろな方がお持ちくださったマニキュアを描きやすい状態にしたり、換気するための扇風機を用意したり。マニキュアを用意する二人は、それぞれの爪にそれぞれの絵を。なんだか楽しそうです。当日も、どうなることか(?)とても楽しみです。

 

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト準備

2017-05-24

13:35

知人友人、FBページに興味ありの方など、色々お誘いしてみました。

小さい子のいる方は、マニキュアの成分が気になるので誘いづらいんだけど…とか言いながら、ガンガン声かけました(笑)

  • ItoAsuka