2020-10-16

越境/pen友プロジェクト 「おばあさんのくらし」記憶の水脈をたどる展

《記憶の水脈をたどるノート Monika》, 2020 サイアノタイプ 呉夏枝

小金井アートフル・アクション!(小金井市芸術文化振興計画推進事業)では、オーストラリア在住のアーティスト、呉夏枝(お はぢ)さんを招き、市民の皆さんと越境/pen友プロジェクトを実施しています。このプロジェクトでは、アーティストと海外に出自を持つ4名の方が「おばあさんのくらし」に関わる記憶をめぐり文通を重ねてきました。この記憶を元にした作品として、それぞれのおばあさんにまつわる記憶を綴ったノートが生まれました。オーストラリアから届けられたこのノートは、日本国内を廻り、様々な世代、地域にお住まいの方々が「おばあさんにまつわる記憶」を書いて/描いてくださいいました。このノートとともに、pen友プロジェクトを共に歩んできた市民の作品のそれぞれの越境の様を展示します。

日時:2020年(令和2年)11月13日(金)から12月6日(日)(月、火休み)12:00から18:00
場所:小金井アートスポットシャトー2F(東京都小金井市本町6-5-3シャトー小金井2F)
参加者:呉夏枝/野澤佐知子/福島瑞葉/森山晴香/田制可奈子(広報担当)

アーティスト略歴
呉夏枝(お はぢ):美術作家、在日韓国人三世、オーストラリア在住。主に染、織、刺繍、編む、結ぶなどの技法をもちいた織物、写真、音声などをつかい、言葉にされなかった個人の記憶―沈黙の記憶−をめぐる作品を制作。近年では、ワークショップを通しての対話や、その経験を作品にとりこみ、記憶の継承のカタチとしてのポストメモリーの可能性を探求している。また、2017年より、海路を通じてつながる個人の物語をめぐる連作「grand-mother island」プロジェクトに取り組んでいる。

pen友プロジェクトについて

主催:東京都/小金井市/公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京/NPO 法人アートフル・アクション
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため入場の規制、健康状態のヒアリングなどを行いながら開催いたします。
※内容は変更になる場合があります。
※ 本事業は「小金井市芸術文化振興計画推進事業」及びアーツカウンシル東京「アートポイント計画」の一環として実施しています。