小金井市芸術文化進行計画推進事業は、来年で10年になります。
この間、何がなされて、何がなされなかったのか、目標は妥当だったのか?方法は適切だったのか?
参加者数以外に、成果を測ること、成果を伝えることができるのか?などなどを自分たちで振り返り、整理する作業を始めています。
ここで行われたことは一体どのようなことだったのかを多くの人に伝えるためにはどのような方法がいいのか?
うーん。かなりうーん、と唸る。自分で行ったことを相対化すること、人に伝えてわかりやすくすること、その最中によぎる、これって意味があるのか?といった疑問。
そもそも、どんな考えで何をしたのか、そのことをもっとも適切に伝える方法ってなんだろう?
こうなってくると、デザインはとても大事だ。文字だけでは伝わりきらないことを他の人にどうやって伝えるのか、人は何を手がかりに、物事の像(イメージ)を形成するのか? なんて考えることは、楽しい‥。
デザインをお願いしている松田さんとのやりとり。
たとえば、躍動感を伝えるために、出来事とそれに関わった人の気づきを添い合わせるとどうなるのか?
それを平面上で、文字を使って理解につなげていくためにはどうするのか?みたいなチャレンジ。
伝えたいことをきちんと整理することも大事だけれど、自分以外の人がこの誌面からどんなイメージをつくるのか、理解をするのか?そのための形態は?
とか。
さて、さきほど電話で話したことを形にしてみました。
厳密にはこれからですが、コンセプトとして。
また、文字量の目安として。
1見開き目
・ベースを12Q2段組とする、上下の川は書体や色で区別するか?
1段は31W×35W。段間を8W分にして、レイアウトで上下のせめぎ合いがあっても、
基本的にはこの幅はまもる。
2見開き目
・レイアウトの具体的なイメージ。ここにまたコラム的な要素が加わって、
複雑な組になっても良い。
3見開き目
・ベースとなる12Qの組
左は1段フルに組んだ状態で、70W×35W。(写し絵の対談3段組同様でただし、のど側1行多く組む)
右は3段組、1段22Wで段間2W分。
このベースになる組を方眼紙ようなイメージで用い、組のバリエーションを作成する。
→柱、ノンブルなどはどうしますか?
まだまだこんなやりとりが続く予定。
でも、人の理解とデザインの関係も、一緒に考えて行ったら面白いから。勝手に掲載。
つづく。