コロナウイルスの影響で、小学校でのワークショップが中止になりました。
スライムを使って、算数の授業を、というプログラムを1年間かけて考えてきました。
そこで、私たちが何をどのように考えたのかをきちんと整理して次に繋がるアイデアを見出そうと考えています。
まず、1年間やりとりをしたメール全てを出力し、人名、本、出来事、参照事例、メタファー などなどを、このプロセスに参加していなかったスタッフがマインドマップを作成しています。
様々な結節点、クロスするだけでなく、3次元、4次元に、アイデアがクロスしたり一つのアイデアが次のアイデアを生む、ある事例から、全く違うアイデアへの飛翔が起こる、そんなことを再現すべく整理を試みています。
結節する地点、たとえば、『コケの自然史』という本、コケの持つ機能と形態、コケはフラクタルなのか?とか。あるいは、微細なものを拡大してみたらどんなふうに見えるのか、と、森の中のコケの働き、とかね。どんどんイメージは広がる。そんな対話は刺激的。
マインドマップは重層的なルートを多次元に辿って、たくさんの不定形の変化するその時々の多解釈可能な「解」を見せてくれる。授業ができたらよかったなあ。