告白。
ごめんなさい、大切なワークショップもあったのですが、この日しかいけず、国立新美術館、ジャコメッティ展に行ってきました。展示以外にもう一つの目当ては、
「アルベルト・ジャコメッティと詩人たち」 桑田光平(東京大学 准教授)
という講演。
デュブーシェという詩人が30年以上とても気になっていて、その詩集は、日本語で簡単に手に取れる(と言っても、かなり手に入りにくいけれど、年代的にね)ものは多分1冊だけですが、桑田さんはデュブーシェに関するテクストも書いておられる。これはいかなくっちゃって。
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/24443/1/ff03608.pdf
もう一つ、人にとって描くということはどういうことなのか、という日頃の疑問に、とても丁寧に明晰に答えの一つを提示しているように思えるのが、矢内原伊作の「ジャコメッティ」(みすず書房)。ジャコメッティが矢内原さんを描いたスケッチも見ることができました。
会場の入り口、最初の女性像は、描くかのように作られたようにも感じました。時間も空間も、彫刻という物?の中に込められていて、みずみずしく、とても心惹かれました。