2017-07-24

シャトー界隈で有志メンバーが行っている「… | 2017-07-24 17:22:45

シャトー界隈で有志メンバーが行っている「近現代美術史研究会」に、八王子医療刑務所の取材をされた巡田さんにお越しいただいて、お話を伺いました。

一見すると社会の中の特別な出来事、特別な場所、と思えるところも、皆、私たちの選択の結果であり、社会全体の価値を表現しているのではないかと思います。

インタビューの最中、ラ・ボルトの精神病院

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%89%E7%97%85%E9%99%A2

のことを考えました。開放病棟で、誰が患者で誰が看護する人なのかわからないと読んだことがあります。社会がある出来事をどのように扱っているのかを丁寧に見ることは、その社会の本質を逆に照らし出しすことにもつながります。

当初は、取り壊しを前に建築的な価値をどう残すか、記述するかを考えていました。が、日頃、私は優れたアーティストとは、その時代に起こっているできことの本質を端的に見抜き、アーティストの身体を透過させ、多くの人に向けて、「表現」として昇華させることができるのではないかと思っています。そこで、ある種のアーティストは、このことをどう考えどのように向き合うことができるのか、もう少しじっくりと考えてみる必要があると思いました。

でも少し急がなくっちゃね。

みそ!、継続‥。