2017-08-12

森美術館×国立新美術館 sunshowe… | 2017-08-12 08:25:57

森美術館×国立新美術館 sunshower展。

先日の森美術館に続き、国立新美術館に。

政治のこと、歴史のこと、知らないことはたくさんなのだけれど、土や植物、水、生き物の気配、血の気配、悲しさや困惑も、否応無しに体にある、あるいは体に染みついているものが発現するんだろうな、説得力がすごいなあ、とシンプルに思う。

翻って、今、この街に暮らしている私たちにとって、彼らの土や植物、生き物の気配、に相当するものってなんだろう?別に、取り立ててアンガージュマンでなくていい。否応無しに発現する何かって何なんだろう?

いやいや、もしかしたら、その前に、私たちは身近にクレヨンや絵の具や、いやいや、土に何かを描く棒切れ、話すための言葉、音も、描けるかもしれない体も、もしかしたらどこかに置いてきてしまったのかもしれないな、とも。今回の展示にあるアジアの作家たちは、決して単純な「素朴」ではない。理にかなった知性と本当の意味の生を問う合理で世界を描いているなんて思った。

これは、私たちが学校と関わるときにも、本当に、丁寧にきちんと考えなければいけないこと。

だから、学校のところに書いておこう。そして、やっと、図録、ゲット。展覧会自体が労作。図録も労作、でも、「覚書」ではなくもう少しガチに論考があるといいな。

(最近、国立新美術館の図録は、写真と紙の関係がとてもいいな。印刷、製本技術も向上したんだろうね。)

あんまり意味ないけど、この写真。