小金井アートフル・アクション!(小金井市芸術文化振興計画推進事業)の成果(課題も)の取りまとめをはじめています。
5W1H的なことも、何人の方が参加したかも、もちろん大切ですが、本当に何が起こったのかを「考えること」は大切ではないかと思います。解答は一つではない、ということに丁寧に向き合うことから次の実践が見えてくるような気がします。
一つの出来事も人によって、時間によって見え方や意味が異なります。その万華鏡と言って良いのかどうかわかりませんが、現象を、一つの目、心で表現することは難しく、できるだけ多くの出来事に多くの眼差しが寄り添うように伝えることができないかな、と思います。それは、評価する、分析する、という言葉がもつ距離感とは少し違う距離感が、出来事と人々の間にあったのではないかなと思うことによります。
先日、ニッセイ基礎研の大澤寅雄さんに、文化「政策」という名の下になされたことに、どんな風に向き合ったらいいのかな、とお話を伺いました。結局のところ、一人一人の人に起こった出来事や変化を丁寧にひろい、価値化せずに並置することから見えてくることに丁寧に向き合うこと、そこにこの時代の気配とそれに向き合う態度?佇まい?のようなものがあぶり出される、かもしれない。量ではなく、質を表現すること(良いも悪いも)は難しいけれど、面白いチャレンジでもある。って、大変だけど、と思いながら、ヒアリング終了。