2018-01-22

小金井アートフルアクション!では、実施計… | 2018-01-22 14:33:26

小金井アートフルアクション!では、実施計画の開始(2009−2011)に合わせて、アーティスト招聘事業を行いました。
3名の作家の方に小金井を主題とした作品制作をしていただいたものです。

その中の一つ、イミグレーションミュージアム東京。岩井成昭さんと。
日本、東京に住まうさまざまな国籍の方とともに作品を作った。在日の作家の展示、小金井の市民と外国人の方との共同制作など、いろいろなことをした。
そこで、リュウ・ルューシャンやその後の山城知佳子、いちむらみさこ、呉夏枝さんらにもつながるネットワークができた。私自身も、何人かの外国人の方にインタビューし、制作もした、といったことを思い出しつつ、まだ、この時から6年しか経っていないということに、驚いた。

世界は大きく変わったように思える。いえ、もしかしたら、当時から当然その兆しはあり、私たちが気づいていなかっただけなのかもしれないが。

街に出て行く、街に暮らす、という言葉を使うけれど、その「街」とは?そこに住まう人はだれ?なのだろう。世界中のテロや紛争や飢餓、たくさんの子供達が死んで行くなかで、感傷に溺れず、そのことをつかみ出すことやそこで何ができるかを考えることと、この小金井の計画がどのように接合することができるのだろう?

これは、明日の郊外(http://ashitanokougai.com/) とともに、なかなか難題なのだけれど、考えなければいけないこと。
振り返り作業は続くのだけれど、終わったプロジェクトの中に潜む?眠る?課題ももう一度拾い上げて行けたらいい。
そこには想像力という知性も必要。知識を超えたね。