芸術の秋です。。。と言っても、もう11月も後半。ここのところやっと、冬の気配も感じるようになってきました。
かがわ工房では、引き続き、月二回、メンバーのみなさんとアートの時間を楽しんでおります。
10月のある回のことですが、もともと何かの芯だった太い筒に布や折り紙を貼り付けるという制作をしました。具体的に何かを作るのではなく、色あいや、布を切って貼るという行為を楽しむような活動でしたが、みなさんそれぞれの個性がにじみ出た、ステキな作品ができました。手が止まった方には、職員さんが「こんなこともできるよ」など、いろいろな提案をしてくださり、そこからもう一歩おもしろい造形に発展することもありました。
完成したら一人づつ紹介していただくのですが、ある常連メンバーさんが、ご自身の作品を「芸術です!」と紹介してくれました。この方は、器用でセンスも抜群なのですが、手が早いうえににあまり凝ったことは好きではないので、特に造形のときはあっという間に完成し、作品への思いもわりと淡々としていることが多いのです。今回もシンプルな作品ではあるものの、ご本人の心に触れるような、満足な作品ができたのだな、というのが、伝わったような気がしました。