今年の学校プロジェクトで、算数の授業でプログラムを行う事になりそうです。数学者の岡潔さんの本を読んでいます。
無生法忍という、仏教において大自然の理を悟ることを理解しないと、本当の意味で数学を理解することはできないのだと岡さんはいいます。また、自然の中に心があるのではなく、心の中に自然があるとも言っている。
数学とは、この世界のありように関心を持ち続けること、その営みを通して、心の中にある自然に思いを馳せること。それは、情緒を大切にして生き続けることと深く関わっていると思うのです。
数学が苦手な私は、春から算数の授業で造形的活動のプログラムにずいぶんと悩んでいるのですが、ふれればふれるほど、そのひろさやゆたかさにとてもおどろきます。こどもたちにとって、算数の概念や学ぶことの概念がひろがるプログラムにしたいですね。そろそろ本格的に考えてゆかなければ、です。