2017-06-04

今日、東京大学で行われた「中欧の現代美術… | 2017-06-04 21:09:52

今日、東京大学で行われた「中欧の現代美術」。

http://www.l.u-tokyo.ac.jp/genbun/170604cema_sympo.html

本展キュレータのカロルさんが、展示の紹介を通じて、ポーランドのアートについてお話しました。共産主義が終わった時のポーランド社会と日本の60年代の類似性を指摘する点は、もっと広い目で見たときにも大きな論点になるように思いました。

他者との対話、自分との対話は、とても大切な行為、出来事だと思います。

今回のWSでは、人のアイデアをなぞることで、「その人ならでは」の時を得ること、人の作品の上に新しい作品を重ねていくことで、作品の作者にも、参加者にも新しい世界が開けるのではないかということ、一つの言葉が投げかけられるだけで、日常生活の見え方が変わるかもしれないこと、などなど、一般的な一人でキャンパスに向かうことと違う制作の機会が用意されています。この辺りは、安易なオリジナリティ信仰や創造性信仰を超えて、新しい可能性を示すのではないかと期待されます。

この議論を、制作を間に挟みながら、オープニングやワークショップの現場で、展示会場で深めていきたいと思います。