Hi-Blood Pressure展での出来事。
アーティストのインストラクションを、市民が実現する。この場合は、アーティストの頭部を、アーティストではない男性が作るというもの。何か、ブツが出来上がる。
参加した人は、まだ、いまひとつこの出来事がなんだか腑に落ちない。何?
ブツが出来上がれば、the 展示としてはいいのかもしれない。
「?」を、持ち帰った人たちが、明日から世界の見方が少し変わればいいのかもしれない。
でも、このことが何だったのか、参加してくださった人には尋ねたい。
アーティストには、自分のアイデアや想念が作品=ブツを作ることを媒介として、他者に伝搬し、一人一人の経験として歩き出したその歩みをどんな風に思っているのか、尋ねたい。
せっかく一人ではできないことをしているのだから、なんて、これを見ながら考えるー。