ギャラリー情報

テレジン収容所の幼い画家たち展

2020年5月13日(水)〜 2020年5月17日(日)

【主催】NPO法人ひ・ろ・こらぼ , 【共催】「テレジンを語り継ぐ会」代表 野村路子 ,「テレジンを語り継ぐ会 府中」

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1万5,000人のアンネ・フランクがいた

第二次世界大戦の嵐が吹き荒れる中、チェコの北部に作られたテレジン収容所には、 1 万 5000 人の子どもたちがいました。皆、あのアンネ・フランクと同じように将来への夢や希望を持ちながら、ユダヤ人に生まれたという、ただそれだけの理由で、学校へ行くことも自由に遊ぶことも許されなかった子どもたちです。
収容所では、親から離され、僅かな食事しか与えられず、労働力としてしか生きる資格を認められていませんでした。そんな現状で、生きる希望さえ失っていた子どもたちに、もう一度笑顔を取り戻そうと命がけで立ち上がった大人たち…その一人フリードル・ディッカ ーは、「明日はきっと良い日が来る。それを信じて絵を描きましょう」と子どもたちに語りかけました。
拾った紙切れに、小さくなったクレヨンや絵の具で、大好きな学校や遊園地を描く子どもたちには笑顔が戻りました。でも…生きて「良い明日」を迎えられたのは、たったの100 人だけ。そして、4000 枚の絵と数十編の詩が遺されていました。そんな子どもたちの命のメッセージである絵からは、子どもたちの声が聞こえてきます。「学校へ行きたかった!」「野原を走りたかった!」「お腹いっぱい食べたかった!」… そして、「もっと生きていたかった!」と。

絵の前に立ってください。
子どもたちの声を聞いてください。 そして、親子で話し合ってください。

今、学校へ行ける幸せ、真っ白な画用紙に絵を描ける幸せ、お腹いっぱい食べられる幸せを…

                             テレジンを語りつぐ会 代表 野村路子