ギャラリー情報

ラッキークローバー

2023年10月7日(土)〜 2023年10月29日(日)

揚妻博之

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12:00~18:00(休廊日:月・火曜日)

<パフォーマンス> 10月7日(土)18:00~18:30、10月29日(日)18:00~18:30
<ワークショップ> 10月28日(土)13:00~17:00 (15:00~17:00は展示会場で作家とワークショップ参加者によるセッションが行われます。この間展示会場に入ることは可能ですが、ご留意いただけますと幸いです。)

*パフォーマンス/ワークショップにご興味、ご質問等ある方はartfullaction@gmail.comまでお問い合わせください。

 

作家は、今見えるものや聞いている音、起こっている事象の、知覚の違和感や存在を考える。また、実存的な美学と同時性や異なる時間レベルでの物事の一致に関心を寄せている。昨年末、長い間過ごしたベルリンに別れを告げ、実家に住み始めた。数ヶ月たち、27年前の『フリダシ』に戻された感覚に陥った。それから庭の小鉢にいる、日照りでぐったりしたモンカタバミを眺めたことがきっかけとなり、映像と音を制作した。

 

地面に顔を近づけ、植物や虫たちが取り巻く環境に同じよう立っていると、「生きるための場」と感じた。レンズを通して観察したり、俯瞰したり、触覚からも植物や虫のを感じた。急な雨足から、虫の羽音、人間の声、工事の音、エアコンの風を切る音、視覚の休符と共にリズムと戯れた。かたや、何百匹もの虫を害虫とみなし捕殺し、葉の裏からは花粉のような卵を拭い、カビの生えた変色の葉っぱを除去した。枯れ草を払い雑草下にある虫の棲家も侵略した。

 

「生のサイクル」を社会構造や相関関係の枠に収めると一方的な視座となってしまう。レンズを通した身体は、色や形、感覚や思考との関連を再構成し、認識の複雑さを教えてくれる。目的を伴わない手段は、今弾いていたギターをゴーヤの網目に吊るすことに似ている。またレンズの焦点は虫の目かもしれないと思う。潰れたホオズキカメムシの背が足の裏を傷つける。そうしたら赤い種子が割れ、遠くへ飛び立った胴体が、遠くの国の首と繋がり緑の蔦が揺れる。

 

揚妻博之:

1978 山形県生まれ。2011 東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表 現専攻修了。2011‒13 ドイツ・シュトゥットガルト美術大学在籍。2022 ドイツ・ベルリンより帰国し、山形に在住。主な展覧会として、個展 2023 年「BhelHIGURE 17-15 cas (東京)2022 年「ハート」スプラウト・キュレーション (東京) 2019 年「10日前 の砂」シャトー小金井ビルBF (東京) 2018 年「子午線」BUoY (東京)、グ ループ展 2023 年「写真鉱山」スプラウト・キュレーション (東京)2017 年「Global Forest 2017」ザンクト・ゲオルゲン (ドイツ)2016 年「Temporäre Kunsthalle NeuköllnParkdeck 5 in Neukölln Arcarden (ドイツ)2015 年「Letschebach Istanbul Project イスタンブール (トルコ) など。

 

本企画は、アートフル・アクション主催の企画です