ギャラリー情報

村山悟郎 個展 監獄のファンタジー

2015年6月6日(土)〜 2015年6月28日(日)

稲田禎洋 , 小沢裕子 , 吉野もも , 水嶋佑 , 村山悟郎

cover image

本展では村山の新たな試みとして、現代のメディアがもつ権力や暴力に抵抗するためのアートによるアプローチを示します。展覧会は全て新作であり、写真、映像、ドローイングで構成されます。またゲストアーティストに稲田禎洋、小沢裕子、吉野ももを迎えコラボレーション作品も発表いたします。

開催概要
会期:6月6日(土)~6月28日(日)12:00~18:00(月・火休廊)
観覧料:500円
場所:小金井アートスポット シャトー2F(ニーエフ)
〒184-0004 東京都小金井市本町6-5-3 シャトー小金井 2F
http://www.chateau2f.com/index.php
主催:NPO法人 アートフルアクション !

イベント
・オープニングレセプション&アーティストトーク 
6月6日(土)18:00~(軽食付き・観覧料込み 1000円)

・ゲストトーク 「メディアの社会制作について」
ゲスト:北田暁大氏(東京大学准教授・理論社会学、メディア史)
6月14日(日)18:00~(観覧料込み 1000円)

クソコラとは何だったか。たんなる粗悪なイタズラだったのか。おそらくそうではない。イスラム国が二名の日本人を誘拐したさい、映像や写真そしてネットといった諸メディアは、私たちの現実に直にはたらく凶器として用いられた。それに応じて生起した無数のクソコラは、ネットに渦巻く名無しの怯えた動揺をともないつつ、密やかな抵抗を帯びていたはずである。それは、イスラム国の連中が、メディアを「ガチで」使う、その暑苦しいノリに対する抵抗である。メディアをフィクションではなく、リアルな、現実と地続きなものとしてあつかう野暮ったさ。これに嫌悪したのである。メディアには事実を切り取るというインデックス性があるが、そのリアリティを破る「虚構の生成力」としてクソコラは現れたのではなかったか。

参加アーティスト
稲田禎洋 INADA, Yoshihiro
2014年、東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了

小沢裕子 OZAWA, Yuko
1984年、千葉県生まれ。2009年、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了 http://pa03040yo.web.fc2.com

吉野もも YOSHINO, Momo
1988年、東京都生まれ、。2014年イギリスのロイヤルアカデミースクールに交換留学。2015年東京藝術大学大学院油画専攻を修了。現在、多摩美術大学絵画学科油画専攻 副手
http://yoshinomomo.com

水嶋佑 MIZUSHIMA Yu
1991年、熊本県生まれ。マジシャン。9歳でマジックをはじめ、18歳から本格的にプロ活動を開始。 マジシャンでは異例となるFMラジオでのメインパーソナリティとして番組を持ち、TBS系火曜ドラマ『女はそれを許さない』のマジック監修を全話毎週務め上げる等その活動は幅広く多岐に渡る。

村山悟郎 MURAYAMA, Goro
1983年、東京都生まれ。2011年、ロンドン芸術大学 チェルシーカレッジ, MA ファインアートコースに交換留学。2015年、東京藝術大学博士後期課程美術専攻油画研究領域修了。博士(美術) http://goromurayama.com/

本企画は、アートフル・アクション主催の企画です