本展『花摘みのecho』では、作者がこれまで取り組んできた「境界」と「痕跡」をテーマに、キャンバスの裏側から彩色する絵画、裏側から彩色した鏡や食器などを展示します。
加えて、複数枚の紙を重ねて彩色した痕跡を見せる『echo』シリーズとして、紙を花の形に加工し、鑑賞者が持ち帰ることのできる形式とした作品『花摘みのecho』を展示します。
「部屋」を境界にした私的領域を示し、作品における鑑賞者との関わりを探す作品展示です。
・作家プロフィール 水谷栄希 1991年生まれ。2017年東京都芸術大学日本画専攻修士課程卒業。
主な個展
2019年 『内側からの絵画』アートスペース羅針盤
2021年 『再び森の中へ』Gallery Yukihira
2022年 『泉』YUKAKU