「旅をして、自分がそこに居たこと、また自分自身のこと、自然のこと、自分の気にしていることにはじめて気が付く」
私たちが何かをつくることは、何処からか聞こえてくる声を聞き逃さないよう受け止めるための存在や行為であると考えます。
ある時は自然、ある時は大切な人や物、記憶の中、自分自身、
旅はその第一歩。
私たちはそれは青い海を見に旅に出ました。
そして、そこで聞いた声を忘れないように、絵を描くのです。
【作家プロフィール】
千島あすか (ちしまあすか)
多摩美術大学大学院美術研究科油画在籍
記憶を補うように、無くさないように絵を描きます。自然の中で人が何かを作り出した起源まで遡り、創作行為について考えています。
並木咲(なみきさき)
多摩美術大学大学院美術研究科油画在籍
絵を描くとは何かを問い続けることで、人間が生きることの根源を探ることができると考えています。最近では
環境によって変化する生活の在り方、風景の違いなどに興味があります。