2025-09-14

『原爆の図と巡回 1950-2025』展を開催します

【パフォーマンスのお知らせ】

10/23(木)18:00から、KOGANEI ART SPOT シャトー2Fギャラリーにて木野内 言葉さんの「うしろを歩く」のパフォーマンスを行います。

「うしろを歩く」
日時:2025年10月23日(木)/18:00〜
パフォーマンス出演:木野内 言葉
観覧:申込不要/当日自由/無料
主催:NPO法人 アートフル・アクション
内容:
普段意識しない街中の人々の歩き方や、歩幅、速度、癖などを模倣します。土地を共有しながら他人として生きる人々の人生の一端に繋がるためのパフオーマンスです。
この機会に是非ご覧ください。

このパフォーマンスは『原爆の図と巡回 1950-2025」の関連プログラムです。
当日は通常展示もご覧頂けます。

 

 

──記憶

固定化された過去の記録ではなく、今も動き、生き続けるもの。
原爆投下の数日後に広島入りした丸木位里と丸木俊は、直後の惨状を目の当たりにし、人々の記憶や伝聞から絵画を描いた。
それらの作品は 1950 年代以降、各地で巡回展示され、 時に様々な議論や反響を巻き起こしてきた。

原爆の図 第一部「幽霊」。
そこに描かれているのは、死者であり、生者でもある。
その境界を漂う姿は、時間や場所、体験の当事者性をも超えて、80年前の出来事を私たちに訴えかける。

果てしなく続く思考の層を辿れば、原爆投下の あの瞬間、蒸発するように失われてしまった「誰か」の命は、もしかすると自分自身なのかもしれない。

終わることのない問いに、 私たちはどう応答できるのでしょうか。
その試みとして、本展は今を生きる 20 代の表現者たちと共に企画した。

当事者性が希薄化し、「戦争」が残したものが幽霊のように漂い続ける現代。
丸木夫妻の活動の画期となった《幽霊》たちの声なき 声に感覚を向け、表現を通じた応答の可能性をこの場で静かに共有する。

廣川 慶明 (KOGANEI ART SPOT シャトー 2F)


『原爆の図と巡回 1950-2025』
会期:2025年10月10日(金)〜10月26日(日) / 会期中は無休
時間:12:00〜20:00

会場:KOGANEI ART SPOT シャトー2F
住所:東京都小金井市本町6-5-3
シャトー小金井アーケード2階
アクセス:Google map

入場料:無料
内容:
被爆から80年後の今年、原爆の図 丸木美術館の協力のもと、丸木位里、丸木俊の最初の「原爆の図第一部 幽霊」の精巧な原寸大レプリカと1950年代から始まる巡回展ポスター、作者ゆかりの品を集め、原爆の図と巡回をモチーフに、あらためて2025年の視点から問う展示を行います。

主催 : NPO法人 アートフル・アクション
協力 : 原爆の図 丸木美術館 / 労働者協同組合HATO文化編集部

表紙版画:はだ ななこ
フライヤーデザイン:竹下 奈那
展示企画+作品展示:有賀 峻 / 沖横田 夏美 / 竹下 奈那 / 木野内 言葉 / はだ ななこ / 三好 玄理

お問い合わせ:mail@artfullaction.net (担当:廣川)
TEL:042-316-7236 (留守番電話の場合は、お名前とお電話番号、ご用件を録音ください。折り返しご連絡致します)

※会場にはエレベーターがございません。
階段のサポートが必要な方は事前にご相談ください。