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アーカイブ2017



スタッフ

  • MiyashitaMiho
  • 荒田 詩乃

2018-06-25

21:17

みなさま

お世話になりました、いやあ、それしかないような気がします。
小金井市の計画(芸術文化進行計画推進事業)の10年目、9年間の活動を取りまとめようということで、取りまとめました。はい。なんだかわからないね。

いやあ、ご協力いただいた皆さん、ご迷惑をおかけしました。心からお礼申し上げます。

おかげさまで、本日納品されました。計画の実施の期間、何が問われたのか、それは何によるのか、たくさんの気づきがありました。

この9年間に、世の中も表現の世界もどのように変わったのか、その萌芽?土壌はどのようなものだったのか?

戦後、高度経済成長、バブル崩壊、リーマンショック、震災、そしてオリンピック。いま、私たちはどんなところにいるんでしょうか。

大袈裟だな、偉そうなことは全く言えないけれど、でも、何はともあれ、丁寧に、開かれて、そして、揺らぎながら本質を見つめ続ける、ことができるといいなと思います。

シャトーにいらしていただければお分けすること可能です。どうぞお立ち寄りください。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-03-05

16:14

4年ほど前の前原小学校の活動の整理をしています。もう、彼らは中学生。

寒い雪の降る日に野川を歩きました。別の日には、野川の脇に溜まった水たまりが、橋の上を人が歩くたびに振動すること、振動が影になって壁に映ることを発見しました。懐かしいな。

その発見や出来上がってきたものに対して大騒ぎすることも、なんだかしたくはない。何も出来上がって来なくても、褒めることがなくても、問題ない。ただ、ひたすら、彼らの歓声や困惑の脇に佇むこと、彼らの内部にどんなことが起こっているのか、少し離れて思うこと、ちょっとした表情の変化を受け止めること、決してわかった顔をして立ち入らない、そんな時間。

毎年の感想文にも目を通しています。

雪の野川の翌年、楽器を作るワークショップをした時の感想。

中に、
「音を絵で表せば、耳の聞こえない人でも音が少し分かるから、いいなと思いました。」という一文がありました。

限りなく、大げさな出来事にしないで、子供を取り巻く「問題」みたいな言い方をしないで、大人の価値を持ち込まないで、何かをしてあげられる、なんて思わないで、私がそこに沿わせてもらうことの大切さを知る、という方が、なんだかよいように思います。

  • MiyashitaMiho
  • つぶやき

2018-02-16

20:18

毎日いろんな発見がある。
見慣れたものも違って見えることもたくさん。

9年間、どんなことがあったのかを考え中。それぞれのことがどんな意味を持っていたのか、いろいろに考える。
アーティストが街で制作するってどういうことなんだろう?
その時街は一体誰のものなんだろう? 

当時、真っ白な気持ちで街を走り回っていた李青さんのテキスト。

あたりまえの「みんな」を前提にするのではなく、「わたしたち」から「みんな」を再構築して行く、とある。
これは、本当に大事なこと。李青さんの慧眼。

https://www.academia.edu/30000305/_%E6%A4%8D%E7%89%A9%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%99%BD%E7%B7%9A_%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8C%E3%81%93%E3%82%8C

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-02-08

17:53

懲りずに。
振り返りのため、これまで書いた報告書を頭から。

その中に、当時インターンをしてくれていた方と起こった出来事をどのように記述することができるのか実験をしたものを見出す。
全5回の授業の様子を、全部、傍に立って書き起こす。ノートとペン。録音じゃなくてね。
作家の発言、子供達の反応、彼女の目に見えるものを、価値化せずに記述した。
全5回各回90分(!)。

文字原稿となったそれらに、他の参加者が同じ時をどう感じていたかのメッセージを足していった。
もちろん、これで、全てが伝わるわけでも全てをすくい上げたわけでもないことはよくわかっている。
でも、その時そこに立っていた人がどんな風に感じたかは、たぶん、写真や映像よりよくわかる。
戸惑いとか口ごもるとか、晴れやかな顔とか。
この、数万文字を全部載せちゃおうかな、と思った次第。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-02-05

13:20

ongoingの小川さんにインタビューをさせていただきました。。

 

個人的に少し疑問に思っていたこと、迷っていたことが少しつかめた気がします。

「まち」とか、「市民」とかいう言葉ののっぺらぼうさ、実体のみえなさ。ひとくくりにしてしまうような。

「まち」って一体どこなんでしょうね。「市民」って誰なんでしょう。

ひらいている、多様性があるようで、でもそれを思っているのは内側の人だけ、みたいなことも、そうね、あるよなあと思ったりするのです。

 

ひらく、という事はどんなことなんでしょうか。

私も「市民」です。あなたも「市民」です。

「まち」とか「市民」とか、その言葉がすくいとれないものの方が多いのだなと思います。

であれば自分がどうありたいか、そこをきちんと何度もたちかえり考えながら、自分で方法を探り実践していかなきゃいけないなと、

おもうのでした。ありがとうございました。

  • 荒田 詩乃
  • つぶやき

2018-02-03

16:35

本町小学校で岩井優さんのワークショップに参加していた学生さんへのインタビュー。
当初難しいかなと思っていましたが、インドで冬の夏休みをしている岩井さんがスカイプで参加してくれました。

これまた、大人が期待するような、良い経験でした、みたいなことではなく、一生懸命言葉を探しながら、なんとなくわからなかったことやこういうことだったのかな、とか、岩井さんってすごいんだな、どうやって生きて行っているんだろう、世の中にはこういう人もいるんだって思ったなどなど、素直なお話を伺った。

途中、インドとの音声は途絶えがちだったけれど、過ぎ去っていけば過ぎ去っていくだけのことなのだけれど、どこかでお互いにふと思うことがあったりするだけで、素敵なことなのかもしれないな。お二方へ、ありがとう。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-01-30

20:12

今日はイミグレーションミュージアム(IMM)東京のアーティストとして招聘事業に参加してくださった岩井成昭さんに、2009年から2011年の活動と、今、これからについてお話を伺う。秋田。研究室の中かな、と思うけれど、室内上着が冬仕様。寒いんだろうな。

日本に暮らす外国籍の方と、「相互理解」ではなく、彼らから徹底的に学ぶ、という話は刺激的でした。
相互理解、と言って、日本の文化を理解してくださいっていうけれど、その方が日本をその形で理解したいと思っていなければ、ただの押し付けになってしまうかもしれないね。対等、って言うことは簡単だし、互いの文化、とか、言葉で言ってしまうけれど、でも、とにかく、そこにいる人について、心から、学ぶことからかな。対等って、五分五分であろうとする必要はないんじゃないかな、とか。一緒に何かやれば、というのも簡単だけれど、それも、相手の人はどう思っているのだろう?
これは、どこにも通づることかもしれないね。

6年ぶりでも、昨日も会ったよね、って感じで(私だけか?)お話ができるのもありがたいな。
それから、IMMの最初の展示は2011年の3月。このことについても色々なことが浮かんでくるね。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

08:13

高校生になった学校でのワークショプ参加者にインタビューするにあたって、参加アーティスト岩井優さんとの深夜にインドと少しだけやりとり。
メッセンジャーでも声が聞こえるような。

「うわー! もう、高校生かあ」 って。そうだよね。

通常ありえないプログラムの上、なんだか子供が納得していないみたいだから、もう1度きてくださいっていう、日下先生からの依頼で、子供達が取り囲む中、パフォーマンスしてくれたな、箒をもって。

普段、子供に向けてワークショップをすることはないだろうな、岩井さんは。だからなんとなく目線が違っていたかもしれないな、なんて、6年経って考える。

来週はongoing の小川さん、見えにくいアートフルアクションについて。

閉じたコミュニティを開く技について、鉄矢先生のお話も面白かった。

あと2月、で、出来上がるはず‥。

  • MiyashitaMiho
  • つぶやき

2018-01-29

01:00

本町小学校で岩井優さんと行なった活動。2012年。震災の後。
「ダンスとカメラと雑巾と」
面白かったな。大雪も降ったな。岩井優さん、お弁当のお箸忘れて手で食べてたなとか。

アーティストと子供達、カメラと箒のダンス、雪の後の泡の中のダンス。

この時の参加者、今、高校生の方がインタビューに答えてくれることになりました。
あの時どう思っていたのか、あの出来事が今どんな風に思えるのか、伺うのが楽しみです。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-01-25

07:56

ほとんど備忘録となってきました。
少しずつ原稿の姿が感じられるようになってきて、自己評価ってなんだろう?って。

できたこと、やったことを羅列することではないだろうな。
それぞれの参加者の主観を羅列して静観することで、見てくれる人に判断を投げる、というのでもないな、自己評価って。
うーん。

いくつか考えたこと。自己評価っていうと厳しいことを言わなくっちゃいけないって思うのもちょっと問題だけれど。

ワークショップという名の下に、私たちは他者に対して何をしているのだろうか?
してあげる、やらせる、などをこの9年間で感じた。全部じゃないけどね。
ワークショップの功と罪?

コミュニティは内向する、コミュニティの排他性
仲良し、はいいけれど、仲良しの論理が先行してしまってはね、ちょっと気持ち悪いよね。
丁寧に向かい合いつつ、どんな風に開いていったらいいんだろうね?

公=おおやけってなんだろう?
少なくとも、市の計画の実施を担っている場合の公的責任?、もっとミクロに、人と人が出会った時に生まれる間(あいだ)。

芸術文化で人と街を豊かに、っていう主題を、どんな風に捉えればいいんだろう? 9年経ってもう一度。
そこにおける「街」、「人」、そして「芸術文化」さらにさらに、豊かに!うーむ。

  • MiyashitaMiho
  • ひらめき

2018-01-24

09:03

インタビュー2つ。そのうちの一つの出来事。

アーツカウンシル東京からの依頼で、アートフルアクションのような活動の現場の声を聞く、ということで、40時間近くインタビューを重ね、一つのまとまりのある原稿を作ろうとしています。そのためのインタビューと対談収録。

テキストの束はおおよその骨格が出てきて、あともう一踏ん張りかな、と思っている。けれど、この、あともう一踏ん張り、が大切かな。
誰に向けて、とか、どんなことを、というオファーはあったけれど、そのオファーに応えるだけではなくて、本当に、何が伝えられるのかな? もう一度、自分で考えて大切なこと、必要なことを重ねて行きたい、そのためにはどうすればいいか?と。考える。

自分にダメ出し。そんなことを口に出したら、ふと、隣にいた人から、自分は自分のためにもまだみぬ誰かのためにも原稿は書かない、自分にとって、ここにいる誰か、を思って、その人に向けて書く、と。たくさんの著者のある人。しかも工学系(まじかよ)。でも、なるほどね。それは正直になれるかも。無駄なものが削がれるかも。茫洋とした誰かに向けるのではなく、茫洋とした誰かからの批判を恐れるのではなく。そして、逆に、たった一人に向けることでそれが普遍性とまではいかなくても、説得力と広がりを持つかもしれない。面白いこと。一つのアイデア。

もう一つ面白かったこと。
ずっと大昔、ピナ・バウッシュのカフェミューラーをテレビで見た。ピナ初体験。そのとき、小さな画面から、ふと、人は赦されてもいいと感じたという話をカウンシルの担当の李青くんにした。そしたら、李青くんから、田口ランディの著書に、飯館村に一人で住んでいる若い女性が、ピナのあるポーズが気になって、一人でなんどもやっている。あるときそれはピナ・バウッシュの愛のポーズだと誰かに言われて立ち止まったという記述があると紹介された。なんとなく話が繋がった。

つまり、対談の最中、私がよく仮説ということについて話すけれど、それって何?という質問に対して、もちろん、一つ一つの現場で、こうしたら面白いとか、これやったらみんなどう思うかな、といったことはあるけれど、それは仮説にまで昇華されていない。きっと、愛は可能か?ってことなんだろうって、私。そこで、一同爆笑、ではあるけれど、それはおそらく、存在そのものを全体として赦す、あるいは赦し合うということの可能性なのかな、それが私の仮説なのかな、と思った。みんな爆笑しているけどね。

この日は戦争の話、愛の話、表現の話。でも、真摯な人たちと真摯に話せたことはとても嬉しい。道路が凍った寒い夜にわずかな幸福も。次に進もう。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-01-22

14:33

小金井アートフルアクション!では、実施計画の開始(2009−2011)に合わせて、アーティスト招聘事業を行いました。
3名の作家の方に小金井を主題とした作品制作をしていただいたものです。

その中の一つ、イミグレーションミュージアム東京。岩井成昭さんと。
日本、東京に住まうさまざまな国籍の方とともに作品を作った。在日の作家の展示、小金井の市民と外国人の方との共同制作など、いろいろなことをした。
そこで、リュウ・ルューシャンやその後の山城知佳子、いちむらみさこ、呉夏枝さんらにもつながるネットワークができた。私自身も、何人かの外国人の方にインタビューし、制作もした、といったことを思い出しつつ、まだ、この時から6年しか経っていないということに、驚いた。

世界は大きく変わったように思える。いえ、もしかしたら、当時から当然その兆しはあり、私たちが気づいていなかっただけなのかもしれないが。

街に出て行く、街に暮らす、という言葉を使うけれど、その「街」とは?そこに住まう人はだれ?なのだろう。世界中のテロや紛争や飢餓、たくさんの子供達が死んで行くなかで、感傷に溺れず、そのことをつかみ出すことやそこで何ができるかを考えることと、この小金井の計画がどのように接合することができるのだろう?

これは、明日の郊外(http://ashitanokougai.com/) とともに、なかなか難題なのだけれど、考えなければいけないこと。
振り返り作業は続くのだけれど、終わったプロジェクトの中に潜む?眠る?課題ももう一度拾い上げて行けたらいい。
そこには想像力という知性も必要。知識を超えたね。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-01-21

20:26

これはすでにプロジェクト本番ということで‥。この行為そのものがドキュメント。

思考が途切れていないことを、視覚的に、デザインとしてどう表現するか、とかね。

野川マラソンから帰ってきた鈴木さんとデザイナーの松田さん、撮影立ち会いにきてくれた上地さんと、取りまとめ方法について、具体的なページ割り。

西日の中で。上地さん、「ここまでやるんですか‥」と。そう、内容ではなくて、この時期に、ここからやるんですか、っていう質問だと思う。
たくさんの人がかかわった活動、それがどのような意味をもつものなのか、きちんと考えて次に託そう。

最終章は、今後のことについて。そこでは、

http://ashitanokougai.com/

これも大事だなと。
地政学、かな。
為政者の選択の結果が地域のランドスケープ、風景をつくる。そして、風景が人の心を作つくる。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-01-12

08:47

10年間の市の計画の中で、何ができて何ができなかったのか、関わってくれた人の経験とはどのようなものだったのか、多くの人がインタビューに答えてくださっています。

今日は本町小の日下先生、前前原小学校の河野先生、マスターにインタビューをしました。お三方からもとても興味ふかいお話を伺いました。感謝。写し絵のワークショップや今日のインタビューでふと思ったこと。

これまで、学校の授業に関わってくださる大人の方々には、私たちは教える人ではないから、教えないでください、コントロールしないでください、といったことは共有してきました。でも、この度話していて思ったこと。

私たちも子供からたくさんを学ぶ、その回路を開いておく、お互いが好奇心を持ち合えるよう、心が開いていることが大事かなと。

子供の描く絵には敵わない、これはいつも聞く言葉。敵わないから敗北宣言なのではなく、子供のすごい絵はもう描けないけれど、今の私の精一杯描けることって何だろう?。 大人だからもうできないって逃げ道作らずに、持てるもの全部持って子供と向き合わないとフェアじゃないんだよな。だから、準備を手伝う大人、ではないんだろうな、と。

長くご一緒させていただいた方々や半年、2年などなど、関わり方もそれぞれの方のお立場もバックグラウンドも様々。けれど、話せる言葉があるのはとても面白いな、と、まずは7人の方々に感謝。これからどんどんインタビューは続きます。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2018-01-04

22:39

小金井市芸術文化進行計画推進事業は、来年で10年になります。

この間、何がなされて、何がなされなかったのか、目標は妥当だったのか?方法は適切だったのか? 
参加者数以外に、成果を測ること、成果を伝えることができるのか?などなどを自分たちで振り返り、整理する作業を始めています。

ここで行われたことは一体どのようなことだったのかを多くの人に伝えるためにはどのような方法がいいのか?
うーん。かなりうーん、と唸る。自分で行ったことを相対化すること、人に伝えてわかりやすくすること、その最中によぎる、これって意味があるのか?といった疑問。

そもそも、どんな考えで何をしたのか、そのことをもっとも適切に伝える方法ってなんだろう?
こうなってくると、デザインはとても大事だ。文字だけでは伝わりきらないことを他の人にどうやって伝えるのか、人は何を手がかりに、物事の像(イメージ)を形成するのか? なんて考えることは、楽しい‥。

デザインをお願いしている松田さんとのやりとり。
たとえば、躍動感を伝えるために、出来事とそれに関わった人の気づきを添い合わせるとどうなるのか?
それを平面上で、文字を使って理解につなげていくためにはどうするのか?みたいなチャレンジ。
伝えたいことをきちんと整理することも大事だけれど、自分以外の人がこの誌面からどんなイメージをつくるのか、理解をするのか?そのための形態は?
とか。

さて、さきほど電話で話したことを形にしてみました。
厳密にはこれからですが、コンセプトとして。
また、文字量の目安として。

1見開き目
・ベースを12Q2段組とする、上下の川は書体や色で区別するか?
1段は31W×35W。段間を8W分にして、レイアウトで上下のせめぎ合いがあっても、
基本的にはこの幅はまもる。

2見開き目
・レイアウトの具体的なイメージ。ここにまたコラム的な要素が加わって、
複雑な組になっても良い。

3見開き目
・ベースとなる12Qの組
左は1段フルに組んだ状態で、70W×35W。(写し絵の対談3段組同様でただし、のど側1行多く組む)
右は3段組、1段22Wで段間2W分。
このベースになる組を方眼紙ようなイメージで用い、組のバリエーションを作成する。

→柱、ノンブルなどはどうしますか?

まだまだこんなやりとりが続く予定。
でも、人の理解とデザインの関係も、一緒に考えて行ったら面白いから。勝手に掲載。
つづく。

  • MiyashitaMiho
  • ひらめき

2017-10-12

15:13

小金井アートフル・アクション!(小金井市芸術文化振興計画推進事業)の成果(課題も)の取りまとめをはじめています。

5W1H的なことも、何人の方が参加したかも、もちろん大切ですが、本当に何が起こったのかを「考えること」は大切ではないかと思います。解答は一つではない、ということに丁寧に向き合うことから次の実践が見えてくるような気がします。

一つの出来事も人によって、時間によって見え方や意味が異なります。その万華鏡と言って良いのかどうかわかりませんが、現象を、一つの目、心で表現することは難しく、できるだけ多くの出来事に多くの眼差しが寄り添うように伝えることができないかな、と思います。それは、評価する、分析する、という言葉がもつ距離感とは少し違う距離感が、出来事と人々の間にあったのではないかなと思うことによります。

先日、ニッセイ基礎研の大澤寅雄さんに、文化「政策」という名の下になされたことに、どんな風に向き合ったらいいのかな、とお話を伺いました。結局のところ、一人一人の人に起こった出来事や変化を丁寧にひろい、価値化せずに並置することから見えてくることに丁寧に向き合うこと、そこにこの時代の気配とそれに向き合う態度?佇まい?のようなものがあぶり出される、かもしれない。量ではなく、質を表現すること(良いも悪いも)は難しいけれど、面白いチャレンジでもある。って、大変だけど、と思いながら、ヒアリング終了。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2017-09-24

21:26

小金井市の計画の実施事業として、<芸術文化の力で人と街を豊かに>というミッションの実現のための活動を始めて9年、これまでに何をして来たのか、何ができて何ができなかったのか、はたまたこの活動は私たちの何を露わにしたのか?を、自己評価として取りまとめる活動をしています。(文章長い)

取りまとめに向けて、関わってくださった市民の皆さん、専門家の方々、共に活動してくださっている小学校の図工専科の先生方にお話を伺っています。昨日はその3回目のヒアリング。

これまで私たちが学校で行なった授業について、

・答のわかったパッケージ化された授業やプログラムではないこと

・地域の様々な大人が学校に関わること

・普段の授業に比べたら、失敗やうまくいかなかったことを見直して、やり直してみる時間と伴走してくれる人がいること、などといったお話を伺いました。

面白かったのは、消極的な能動性ということ。色々な個性の子供達がいる。オープンに物事に向かってこられる子供もいる、退屈したら、退屈をあからさまに表現することができる子もいる。けれど、関心があってもなかなか手を出せない、体が動かない子もいる。そんな子供が黙ったままであっても、全身を耳にして、目にして、事の次第を見守っているような瞬間。目には見えにくいけれど、普段の授業ではもしかしたら気がつかないかもしれない、その子の中に満ちてくる力。好奇心。私たちが関わる時だけが活動の時ではなく、この、消極的な能動性が、ある時、別のものに出会った時に、足をふみだすきっかけになるかもしれない。

自画像を描く時には、なかなか描けず、のたうって苦しんでいる6年生もいた。「できねーよっ」と叫んでいた。自我って何だろう、自分って何だろうという大きな問い。大人は描いてあげることはしないし、手も貸さない。でも、その子の苦闘を見守る。ゆっくりでいいよ、自画像の自我って何だろうね、自分らしいって何だろうと、緩やかに通り過ぎたり語りかける大人たち。でも、手は貸さない。この程度でいいよ、何でもいいからやってとも言わない。

一週間考え続けた少年は、翌週、描いた。少なくとも、一週間考えて。密かに、その子だけ真っ白の紙が展示されたらどうしよう、と、考えていた大人たちもいた。ああ、彼は描いたんだな、ってみんなが思った。それは彼が描いた、ということより、仮に白紙でもいい、他の人と違っていても全く構わない。その子供がその子供として、自分自身について考えてみた、ということこそがとても大切な気がした、ということかもしれない、などと。

話は尽きず、4時間に及んだ。

参加してくださった先生方、お忙しいところ感謝します。

ちゃんと、取りまとめて、反省もします。でも、新しいこともずっと試みていきたいとも思います。引き続きよろしくお願いします、と後ろ姿にご挨拶。

 

 

 

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2017-09-12

08:20

これまでの小金井アートフル・アクション!(小金井市芸術文化振興計画推進事業)の成果と課題を取りまとめる自己評価の作業を続けています。

みそ!にも、伊藤さんが書いています。

関わってくださった皆さんに、それぞれにお話を聞いています。ご協力にも感謝。

自分が知らないものに対して閉鎖的、道具と身体、ゲームのこと、足踏みミシン、蛇、などなど、いろいろな話題に及びましたが、これまでの活動が何をあぶり出したのか?何をどのように問う必要があるのかを、徐々に整理していきます。

相変わらず道のりははるか?ですが、面白い発見がたくさんあります。そのことへも、感謝、です。

 

撮影は松田洋一さん

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

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2017-07-30

09:41

7月27日、都内でアーカイブのミーティングをしました。

これは、アートフルアクションが、市の計画の実施を受託し、事業実施する中で何ができて何ができなかったのかを、きちんと整理して、これからの活動にも使えるノウハウ集、記録集、課題集のようなものかと思っています。

ベーシックな時系列による情報の整理を下敷きにしながら、何が起こったのかを、もっとも実態に即して伝えることができるか、内容ももちろんですが、伝え方、書籍だったら書籍の形態も大切だと思っています。既成概念にとらわれず。

目次となる出来事を抽出するために、出来事を振り返る、

出来事を分析的に見ること=様々な立場、価値観、から立体的に見て論を深めること、

そして、この過程自体を記述すること、

さらに、誰が見てもわかること=たくさんの記録集が編まれていますが、当事者でないとわからない、感情移入ができにくい、と思うことが多いです。そうであれば、ファクト集の方がいいかもしれない。

mtg前のmessengerでのやり取りから。備忘録。
備忘録。記録作成について、ぎゅうぎゅう詰めにしない 受け取る側の人が入り込める余白について、 も、考えたらどうかと思います。

やはりそれは、受け取る側のフィールドで活かしてもらえるような複眼的な視点を盛り込むということだと思います。

【講義録】“アーキビストなしのアーカイブ”の作り方:松本篤 | ドキュメンテーション アーカイブのみち
※以下の文章は、2015年7月19日に大阪大学文学研究科で行われた、《声フェス》事業⑧「ドキュメンテーション/アーカイヴ」vol.2の導入レクチャーの文字おこしをもとに、講師によって加筆修正されたものです。
koefes-arch.com

松本篤さんから

備忘録 次期計画策定を、比類なく、ラフにやりたい。自己評価のための報告書としても使えるものになればいいかもしれません。今期10年、計画の柱に対して何ができて何ができないのか、社会的な課題は何かを、反映させたい。この間お話しした考え方で、かつ、上記の条件を満たしていきたいと思います。


社会的課題をあげていくことと、その課題に対する向き合い方、アプローチをラフにあげていくことが、結果的に計画と自己評価基準になるということですね。

  • MiyashitaMiho
  • プロジェクト本番

2017-07-19

19:43

先日ヒアリングさせていただいた松本篤さんからのご紹介。

 

【講義録】“アーキビストなしのアーカイブ”の作り方:松本篤 | ドキュメンテーション アーカイブのみち
※以下の文章は、2015年7月19日に大阪大学文学研究科で行われた、《声フェス》事業⑧「ドキュメンテーション/アーカイヴ」vol.2の導入レクチャーの文字おこしをもとに、講師によって加筆修正されたものです。

 

  • MiyashitaMiho