本日より、「未来のタネ展」OPENしました。
色々あったけれど、無事オープンできて本当に良かった。
この展示は、市内の3校の学校と一緒に活動した今年度の小学校プロジェクトを、授業で制作された子どもたちの作品を中心に構成した展示です。学芸大の池田君、美花さんと一緒に展示を作っていきました。昨日搬入でしたが、最後の最後まで詩人の大崎さんをゲストに呼んだ本町小エリアの展示構図が決まらず、悶々とした時間を過ごしました。なかなかいいアイデアが浮かばず、休憩を取ろうと3人で座りながら、話したことを書き留めたいと思い、ここに書きます。
「詩はどう展示するか、ではなく、どう出会うか」なのだという事。人生で時々詩に出会う瞬間があります。ふたりの大学のゼミの研究室に、一編のコオロギの詩がかかっているそう。もし機会があれば、いつか私もその詩を見に行ってみたい。
本町小学校の6年生の彼らにとって、詩人の大崎さんとの出会いは、どんな出会いだったんでしょうか。そんなことを3人でつらつらと話しながら、本町小の構成をもう一度やり直して、設営は完了しました。
秋から関わってきた学校プロジェクトを展示するために、話したり、考えたりするなかで、改めて感じる事、ひらめく事がたくさんあります。経験を問い直されている感じ。
展示会場にいて、お客さんと話している今もそんな連続です。
プロジェクトに完璧などありえないし、完成などないということなのだと思います。
それは、私にとってある意味で救いでもあり、姿勢を正さねばと思う事でもあります。
とんでもない失敗からまた何かを学んだり、(でも失敗ってなんだろうか。)これでOK、これで完璧!という完成形もありえないということ。この経験が何かに繋がったり、繋がらなかったり、どこかに派生したり、飛んだり昇華したり。時間をかけて少し眠ったり、発酵してむくむくふくらんだり。まるでタネのように。
てんやわんやの日々を超え、(本当に)
アートフルアクションの1年がもうすぐ終わろうとしています。良かったら、未来のタネ展、見に来てくださいね。