【オショライさん】
8月20日の金曜日は旧暦7月13日でした。
月が次第に太り、その時がきたことを告げています。
かつてはこうやって、月を見上げながら盆を迎えたんだろうなあ。
厳しい暑さながら、夕には、チ、チ、チ、と虫の声。
やはりどこかに秋が混じってきました。
本来なら、小金井市で「お盆」のワークショップでしたが、
熟慮の末延期を判断。これで良かったと思いつつ、
ここ数ヶ月準備を重ねてきたので、やっぱり残念。
Nさんから教えていただいた京都府木津市鹿背山のオショライさん という
お盆の風習をまねて、施餓鬼を試みました。
この「はしご」は地から登ってくるものか、 天から降りるものなのか?
それとも、集めた盆花から降りてくるのか?
ご先祖さまを迎える「かたち」に込められた謎に思いを馳せます。
はしごはあの世とこの世をつなぐ「かたち」です。
こんなオショライさんだったら、 私もかえってきたくなるだろうな〜
桜の葉(本来は芋の葉や柿の葉を使うらしい) の上に茄子のみじん切りと生米を水につけたものをお供え。
これを「水の子」と呼ぶらしい。
施餓鬼の御接待はこんなおままごとなメニュー。
ささやかな迎え火も。