2017-08-27

『マドレーヌ』それはマグダラのマリアにオマージュを捧げる移動劇場

映像作家・大木裕之とクリエーターユニット・タマプロが、シャトー恒例イベント『たまたま』の15周年を記念してお贈りする、特別コラボ企画。シャトー2Fが、マグダラのマリアをテーマに舞踊詩劇を上演する劇場に変容。インスタレーションとライブパフォーマンスによる、祝祭空間をお楽しみいただきます!

 

【スケジュール】

インスタレーション:2017年9月29日(金)~10月8日(日)12時開館~18時閉館

ただし、10月1日(日)と10月8日(日)の13時30分~15時00分についてはパフォーマンス上演の為、展示のみのご観覧はご遠慮いただきます旨、あしからずご了承ください。

ライブパフォーマンス:

9月29日(金)開演:19時

9月30日(土)開演:18時30分

10月  1日(日)開演:14時

10月  7日(土)開演:18時30分

10月  8日(日)開演:14時

 

【チケット情報】

入場料金: 展示のみ:500円、パフォーマンス(展示含む):2000円

チケット取扱い並びにお問い合わせ: シャトー2F/NPO法人アートフル・アクション

TEL.050-3627-9531 E-mail: mail@artfullaction.net

〒184-0004小金井市本町6-5-3 シャトー小金井2階

 

【参加アーティスト・プロフィール】

大木裕之(おおき・ひろゆき):映像作家/現代美術家

1964年東京都生まれ、高知県在住。東京大学工学部建築学科在学中の80年代後半より映像制作を開始。1991年からは高知県に制作活動の拠点を置き、「ターチトリップ」(1992-93) など、初期の代表作群を立て続けに制作、1995年には「天国の六つの箱 HEAVEN-6-BOX」(1994-95) で、第45回ベルリン国際映画祭ネットパック賞を受賞。また、映像制作のみに留まらず、インスタレーション、身体パフォーマンス、ドローイング作品等その活動を拡げる。1999年の「時代の体温」(世田谷美術館)を皮切りに、「How Latitudes Become Forms」(2003年・ウォーカーアートセンター、米国)、「六本木クロッシング」(2004年・森美術館)、シャールジャ・ビエンナーレ(2007年)、「Out of the Ordinary」(2007年・ロサンゼルス現代美術館 MOCA、米国)、「マイクロポップの時代:夏への扉」(2007年・水戸芸術館)、「[被曝70周年: ヒロシマを見つめる三部作 第1部] ライフ=ワーク」(2015年・広島市現代美術館, 広島)、「虹のキャラバンサライ – あいちトリエンナーレ 2016」(2016年・長者町会場、愛知)など、国内外の展覧会に多数参加。

 

玉塚 充(たまつか・みつる):タマプロ主宰/ディレクター

1996年より演劇プロデューサーとして、明治座に7年間勤務。「伝統芸能の若き獅子たち」(企画協力/世界文化社)等の制作を手がけた後、ニューヨークへ留学。第40回BAC国際映画祭、第29回アジアン・アメリカン国際映画祭ほか各種映画祭に入選のショートフィルム「firewater」の演出、ベッシー賞受賞ダンサー中馬芳子の「A Page Out of Order: M」の花道ムーブメントコーチなど、国際的なコラボレーションを展開。帰国後、東京芸術劇場の制作等を経てフリーランスとなり、2012年より舞台プロデュースのみならず、演出や独自のパフォーマンス活動を開始。映像作家・鷺山啓輔とのユニット“Sagi Tama”、自身の主宰プロジェクト「タマプロ」を立ち上げ、演劇からアートまで幅広に活動中。タマプロ:http://tama-pro.tumblr.com/  Sagi Tama:http://sagi-tama.sagiyama.com/

 

鷺山啓輔(さぎやま・けいすけ):映像作家

1977年生まれ 武蔵野美術大学造形学部映像学科卒東京を拠点に映像作家として、風景に関わる人の記憶の在り方を探りながら主に短編映像・映像インスタレーション・写真を制作・発表・研究している。2017年 「穴とゆめ」Art Center Ongoing(吉祥寺)、2016年「ハイブリッド映像論」:Ongoing Collective企画、シネマまえばし(群馬)、2015年 「写真新世紀 東京展 2015」ヒルサイドフォーラム(代官山)、2014年「裸のブランコ」Art Center Ongoing(吉祥寺)、2013年「六本木アートナイト 2013」水産経済新聞社(六本木)他、個展、グループ展、上映等国内外多数。 http://sagiyama.com

 

永澤康太(ながさわ・こうた):詩人

東京都出身。2005年、現代詩手帖賞受賞。「声と身体」に根ざしたことばを主眼とし、様々な形態でポエトリーリーディングなどの活動を精力的に行う。そのスタイルは主に、読み上げるテキストを持たず、身体ひとつで内蔵された詩や歌を暗唱することに加え、その場所・その時間の中でしか発生しえないヴィジョンを、情動性に富んだ声に乗せて即興的に言語化してゆくことを特徴とする。2011年からは、山田亮太、カニエ・ナハ、関口文子をコアメンバーに据えた小編成アカペラユニット「ながさわ合唱団」を主宰し、自身のつくった歌曲の発表も行う。関連して近年では、天沢退二郎氏を迎えて、宮沢賢治の歌曲をフィーチャーした公演『宮沢賢治 歌曲集』も主催した。詩集に『lose dog』(2008年、思潮社)、『誰もいない』(2016年、七月堂)がある。

 

山川英毅 (やまかわ・ひでたけ):ヴォーカリスト/コンポーザー

アウグスチヌスの哲学に啓示を受けて表現活動を開始。米国ボストンのBerklee音楽院、Longy 音楽院に学ぶ。クラシック発声とポップス 発声の両方を活用した「声」によるパフォーマンスや、倍音の豊かな自作楽器などを使用した独自の作品作りを目指す。玉塚充主宰の Tamapro およびアートユニット Sagi Tama のダンサー、詩人、造形アーティストらとの実験的なアート映像作品や Live Art パフォーマンスで音楽を担当。 http://hidetake-yamakawa.com/

 

久保仁志(くぼ・ひとし):映像作家/アーキヴィスト/研究者

研究における専門は美術理論・映画理論・アーカイヴ理論。様々なアーカイヴ構築に携わる一方、実験芸術学を標榜し、制作と研究が一体になるような活動を行っている。現在は、勅使河原宏の映画についての映画を準備している。

 

増渕剛志(ますぶち・たけし):彫刻家

2014年東京藝術大学彫刻科修了。水や鏡などを用い、その場の状況を喚起させる彫刻作品を制作。2012年よりタマプロ、Sagi Tamaの企画に参加。

 

【主催】タマプロ 【共催】NPO法人アートフル・アクション 【企画・制作】タマプロ

当企画は会期中、様々なゲストやイベントを予定しております。詳細が決まり次第、ホームページに情報を掲載しますので、ご期待ください。