2018-02-20

2017年度成果展 今まで気づかなかったまちの見えかた ……の地図をえがこう!

まちはみんなのミュージアム

今まで気づかなかったまちの見えかた
……の地図をえがこう!

会期:2018年 3/7(水) 〜12(月)11:00〜19:00 最終日は17:00まで場所:小金井宮地楽器ホール 市民ギャラリー&マルチパーパススペースB(小金井市民交流センター)

なんでもないまちの営みに個人の記憶をつなげて見たり、
五感をフル稼働させてまちを感じて見たり、
いつも見慣れた風景をちょっとだけ作り変えて遊んで見たり、
同じ町に住んでいるのに触れ合う機会のなかった人たちと一緒に創作活動をして見たり‥‥。
いつもと違う発想や方法で、街を見つめ直したら、
今まで気づかなかった発見や人と人のつながりが見えてきました。
それらを並べ替えてつなげたら、
まちいっぱいに拡がる地図になりました!

今年度の小金井市芸術文化振興計画(小金井アートフル・アクション!)の活動報告と 成果の展示を行います。まちの中で繰り広げられたさまざまな実践をご覧ください!

■「小金井と私 秘かな表現 想起の遠足」
ゲストディレクター アサダワタル
表現を通して自分の暮らすまちや生活を普段と異なった視点で見てみよう、自分なりの表現を発明してみよう。そんな「小金井と私 秘かな表現」プロジェクトの3年目のテーマは「想起の遠足」。まちのいたるところを舞台に、移動式屋台「のはらくん」と夜のまちに繰り出した「夜遠足」、「これまでずっと持ち続けている大切なもの」あるいは「なぜかずっと捨てられずに持っているもの」を手に語らいながらまちを歩いた「大遠足」、そしてプロジェクトに参加してきた市民がまちや個人の記憶をもとに市内13か所で企画を展開した「遠足コレクション」を、3日間にわたって開催しました。未来につながる「想起の遠足」は、これからもきっと日々の生活の中で続いていくことでしょう。

■第四小学校5年生「見ないでおぼえましょう」Let’s try and remember without looking
アーティスト アーサー・ファン
四小では、「散歩記憶」をテーマに創作活動をされているアーサー・ファンさんを招き、普段無意識に頼っている「視覚」から離れ、「音」や「におい」や「色」を感じながら校庭を巡り、その記憶を色や形で表現するというワークショップを行いました。子供たちは、感じたものを抽象的に表現するという体験に戸惑いながらも、グループで、個人で、イメージを膨らませていきました。最終回には、思い思いに表現することを楽しむことができました。

■緑小学校4年生「森の中に風景を作る」
緑小では、浴恩館の森をキャンバスに見たて、自分たちの新しい風景を作るという活動を行いました。グループに分かれ、森の中で遊んでイメージを膨らませてから制作に入りました。材料は剪定枝や麻縄などの自然素材。限られた時間の中、思い通りにならない素材と向き合い、いかに自分たちのイメージを形にするか、仲間とアイデアを出し合い、時にぶつかりながら制作に取り組みました。最終日には森に自分たちの風景を作りあげ、子供たちはイマジネーションを膨らませながら思いきり遊びました。

■「想起の遠足」ワークショップ本町小学校編
本町小学校6年生「なぞってたどって“通学路”」
ゲストディレクター アサダワタル毎日通る通学路、改めて見直してみると何が見える?同じ通学路で通学する子供たちが、6年間通った道をたどり、大きな地図を作りました。そして、自分が通ることのないお友達の通学路を、新しい目で歩いてみます。普段気が付かない通学路の表情がたくさん浮かびます。保護者のみなさんの通学路の思い出インタビューも含めて、みんながたどった通学路から、今生きているまちと私たち、僕たちの今が浮かんで来ます。

■まちはみんなのミュージアム かがわ工房編
市内の生活介護事業所「かがわ工房」のメンバーが制作した個性豊かな作品たちを、同じまちで暮らす市民が企画展示しました。作品の展示とともに、アップデートミュージアム「かがわ工房のみんなとまちをつくろう!」を設置し、期間中訪れた人たちが「まち」の絵を描き加え、日々みんなの「まち」が更新されていきました。また「まちの中でひとりひとりがより楽しく表現すること」をテーマにした座談会を企画し(ゲスト 渡邉 知樹さん)、表現する喜びや楽しさに、障害の有無はもちろん、年齢も性別も関係ないことを市民の皆さんと共有しました。

■Hi-Blood Pressure 展
キュレーター Karol Kaczorowski (カロル・カチョロフスキ)
この展覧会では、全ての作品がポーランドのアーティストと市民とのワークショップによって制作されました。小学校でのワークショップと鑑賞教室、市民の方々が寄せてくださった素材によるインスタレーション、遠隔の作家との共同制作など、方法も実験的で多彩でした。使用したメディアは異なりますが、いずれの作品もアートは日常の中で重要な位置を占め、人と人とをつなぐ役割を持つものであると感じることができるものでした。

本事業に関するお問い合わせ
N P O 法 人 アートフル・アクション
TEL・FAX :050-3627-9531
E-mail: mail@artfullaction.net
HP: https://artfullaction.net/

《小金井市芸術文化振興計画についてのお問い合わせ》
小金井市コミュニティ文化課推進係 TEL 042-387-9923

■小金井アートフル・アクション!(小金井市芸術文化振興計画推進事業)とは「誰もが芸術文化を楽しめるまち~芸術文化の振興で人とまちを豊かに」という理念の実現を目指し、2009 年 4 月から市内各所で事業が進められています。2011年度から、東京都、小金井市、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、NPO法人アートフル・アクションの 4 者共催により「東京アートポイント計画」の一環として実施されています。

主催:東京都/小金井市/アーツカウンシル東京( 公益財団法人東京都歴史文化財団 ) /NPO法人アートフル・アクション

助成:一般財団法人地域創造 平成29年度 文化庁 文化芸術創造活用プラットフォーム形成事業 企画:NPOアートフル・アクション

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