多摩美術大学大学院テキスタイルデザイン専攻在学中の小島平莉、山際あゆによる二人展を開催いたします。小島は熱昇華転写プリント、山際はプライスプリット技法を主に応用して制作しています。私たちは、物質のもつ非言語の力に可能性を感じ、自らもその力を引き出すような作品制作を目指しています。私たちの作品群から「見る・触る喜び」を感じていただけると幸いです。

作家プロフィール:
小島平莉（こじまへいり）

2001年生まれ。神奈川県出身。多摩美術大学大学院テキスタイルデザイン領域在学中。家族関係、友人、恋愛など身近な人間関係で発生する個人的な出来事から着想し、整理する過程として制作を行う。個人の出来事に社会全体に通ずる問題が潜在していると考え、それらを人にとって身近な存在である布に投影していく。主に、熱昇華転写プリント、織、刺繍技法を用いる。

山際あゆ（やまぎわあゆ）

2001年生まれ。神奈川県出身。多摩美術大学大学院テキスタイルデザイン領域在学中。主に撚り捩る行為からかたちを作る、手わざによる繊維造形の探求を行っている。かたちを作る行為からものの持つ力を探り、作ることやものの本質についても考えている。