ギャラリー情報

室内の庭 ドメスティックアートの手法

2014年12月12日(金)〜 2014年12月17日(水)

菅野 麻依子

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シャトー2Fギャラリーでは、「室内の庭 ドメスティックアートの手法」と題し、気鋭の彫刻家、菅野麻依子展を下記の通り開催いたします。

日常空間がもてなしの場面になった時、途端に、
空間が芸術的なパブリック空間に変わることがある。
一つの空間の時間軸上で、
ハレの時間とケの時間に区別して使い分けることで、
日常生活空間にもてなしの芸術空間をつくりだすことができる。
眼前に現れている場の一瞬前の光景や異なる時間を想像させる。
ゆるやかに空間をコントロールして、
その場所ならではの魅力を、
拡大鏡でみるように抽出することができる。
これらは皆、日本庭園の手法であり、
日本ならではの美意識を内包したこれからの美術の
フォーマットとなり得るだろう。

アーティストトーク:12月13日(土) 15時半 〜 参加費:1000円
ゲスト 高山登(公立大学法人宮城大学理事・共通教育センター長)

菅野 麻依子(すがの まいこ)
1974年東京生まれ。1997年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業 同年にパルコアーバナート#6にて優秀賞を受賞。デザイン会社勤務、世界一周旅行を経て、2000年にカルフォルニア州サンフランシスコに渡米。サンフランシスコファウンデーション、カルフォルニアカレッジ・オブ・アートから奨学金を受ける。2004年にカルフォルニア・カレッジ・オブ・アート(CCA)修士課程修了。2006年に東京芸術大学先端芸術表現科教育研究助手就任。2009年に文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてドイツのMARTa Herford 美術館を拠点に活動。東京藝術大学木工芸研究室在籍を経て、2014年博士号取得(博美第442号東京藝術大学)。現在、ドメスティックな場所で行うアートとコミュニケーションのについて研究、制作活動を続ける。

本企画は、アートフル・アクション主催の企画です