この度、遠藤蒼馬と前田明人による二人展「魚の目に水見えず」を開催いたします。

本展示のタイトルでもある、魚の目に水見えずという言葉は認識の方法を象徴的に表しています。人間は水平線を見ることによって海を見ることができます。つまり、境目、物同士の差異が見えないということは、そのもの自体が見えないことと同義なのです。

遠藤と前田の主な制作媒体は油彩による絵画ですが、そのなかで行われる、見たものを模倣するという行為は、対象を認識するための線引きの再試行なのです。

遠藤蒼馬　2006年 静岡県生まれ
東京造形大学 造形学部 美術学科 絵画専攻 在学中

前田明人　2005年 大分県生まれ
東京造形大学 造形学部 美術学科 絵画専攻 在学中
個展
2025　「美しさに侵された星に生きる」GALLERY b.TOKYO、東京
受賞歴
2025　「Idemitsu Art Award 2025」　入選

(展覧会のジャンル)
絵画・平面

(会期)
2025年12月24日(水)～2025年12月28日(日)
12:00～18:00

(出展作家名)
遠藤蒼馬、前田明人
(英語表記: ENDO Soma、MAEDA Akihito)