概要
記憶とは曖昧なもので、鮮明に覚えていると思っていたとしても実は主観的な補正が入っている場合が多々ある。写真はそうした思い出す行為を助けてはくれるが、しかし写真が必ずしも真実を語り得ないのは自明のことだろう。
世界的なパンデミックの状況下において、自分と他者との関係性について考える機会が増えた。モニターから受け取る情報が増えるにつれ、自らのリアリティが希薄になっていく。実体験にリンクしない情報は、現実とのギャップをより深くする。
この展示では写真を利用した立体物を3点展示する。近づく・離れる・上から・横から、視点によって変化する写真=オブジェクトを見る行為を通して、現代における写真のあり方を問い直す。
会場
〒184-0004 東京都小金井市本町 6-5-3シャトー小金井 2F
JR中央線武蔵小金井駅南口から徒歩5分
SNS
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